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2024年11月1日【自動車・販売】

日産サティオ湘南、近距離モビリティ「ウィル」を提供へ

坂上 賢治

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日産サティオ湘南は11月1日、免許不要の近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の取扱いを開始することを明らかにした。同社がウィルの取扱いを開始する理由は、日産サティオ湘南の商圏である神奈川県・湘南エリアが都市近郊に位置して交通網が比較的整っている一方で、全国的な高齢化の加速に伴い、県下で高齢者の単独世帯が46万世帯と過去10年で1.5倍に拡大。買い物などの日常の移動や外出に不便さを感じる層が多く、将来に亘ってこの傾向が増え続けることが見込まれているからだ。

 

そこで同社では、自店の顧客が安心・快適にお出かけ頂け手段を提供できるよう、外出目的や移動距離に応じて最適なモビリティを日常的に使い分ける移動習慣を提案する他、自治体や地域の施設にも、自店が提供する新たな事業としてモビリティサービスを提案することで、長距離を歩き続けることがつらい方や、一時的に怪我をした方など、あらゆる人が快適に移動できる環境整備を進めていきたいと話す。

 

今回、日産サティオ湘南が取り取扱うウィルは、スマートな歩道上のスクーターを思わせる「WHILL Model R(ウィル モデル アール)」を含む全4ラインアップ。例えば、Model C2は、高いデザイン性と5cmの段差乗り越えられること。リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地が魅力であり、Model Fは軽量化を実現した折りたためるという利点がある。

 

 

またModel SとModel Rはスクータータイプで、前者は大容量バッテリーによる長距離の走行とシンプルかつ必要十分な機能が備わっており、後者のModel Rは、ハンドル付きのため自動車や自転車と似たような操作感覚で後輪を軸として旋回でき、人通りの多い市街地での走行にも適している他、バッテリーを取り外して自宅充電できる。

 

これらの特徴を正しく提案できれば、マンション住まいの顧客でも駐輪場での保管が可能なことが大きな優位点だという。もちろん、いずれのモデルも免許不要で運転でき、歩行者と同じく歩道を安全に走行できる。

 

日産サティオ湘南では、「県内では、シニアの方に向けた外出支援の取り組みも広がっているなかで、当店も地域にお住まいのお客様に徒歩圏内の近場を安心してお乗り頂ける新たな移動手段として提案致します。

 

加えてそうした当店のお客様が出かけた先でも気軽に近距離移動を楽しめるよう、地域の様々な場所でウィルの貸出サービスを提供できる体制構築を進めていき、当店として地域住民の安心快適な移動ライフを支えてきたいと思います」と結んでいる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。