日産自動車は12月25日、全国で展開するカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の運営(自治体・法人対象を除く)を日産カーレンタルソリューションに移管する。また、来たる2025年1月17日よりサービス内容および利用料金を改定し、顧客利便性向上を図る。
「NISSAN e-シェアモビ」は、日産のEVおよびe-POWER車を利用できるカーシェアリングサービスとして2017年にサービスの始動が告知された。ちなみにサービスを開始した当初(2018年1月15日から)、予約システムには、日本ユニシスのモビリティサービスプラットフォーム「smart oasis for Carsharing」が導入されていた。
この「smart oasis for Carsharing」は、多様なプレーヤーによる事業参⼊を想定したマルチテナント⽅式(複数事業者による共同利⽤⽅式)で利⽤することができるプラットフォームであるのだが、日産と日本ユニシスでは、日産の電動車シェア事業の新形態としてカスタマイズ性も加えられる仕様とすることを視野に、サービス網そのものの拡張性を求めていく構想が想定されていた。
今回は、これを日産レンタカーサービスの予約システムと統合することで、利用目的や時間帯に応じて最適な車両を選択できるようにする。結果、日産の電動車シェアリングも日産レンタカーも、一つのアプリで利用できるようになる。また全国に約190店ある日産レンタカーの店舗でも「NISSAN e-シェアモビ」の利用を可能にしていくことで利便性の向上も図っていくという。
なお運用面では、レンタカー同様のサービス水準となることから車両清掃などで、更なる快適な利用環境を提供すると謳っている。より詳しい事業概要は、日産カーレンタルソリューションのホームページを閲覧されたい。
https://nissan-rentacar.com/