日産自動車は2月4日、衝突試験の一部条件下でエアバッグ性能が想定通りに発揮されない可能性があるとして、一時的に生産、出荷および登録を停止していた軽自動車「ルークス(ROOX)」について、原因の特定と対策が確定したため、2月11日から、生産と出荷を再開させると発表した。
なお、既に販売した車両については、近日中にリコールの届出を行う予定だと云う。
[現象・対策・対象車両]
<現象>
前面衝突試験に於いて、運転席エアバッグの特定の展開挙動で、法規要件の一部を満たせない恐れがある。
<対策>
運転席エアバッグ内部に吊紐を追加し、常に設計位置でエアバッグが展開作動するよう制御。また、上記対策効果を更に安定化させるため、運転席側にニーエアバッグを標準装着する。
<対象車両>
2020年12月以降の生産車両(対象者には準備が整い次第連絡する)。