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2018年2月21日【経済・社会】

日産リーフ、平成29年度JNCAPの衝突安全性能評価で最高評価を獲得

NEXT MOBILITY編集部

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日産自動車は、新型「日産リーフ」が、平成29年度自動車アセスメント(JNCAP ※)の衝突安全性能評価において最高評価の「ファイブスター賞」を受賞した。

 

日産自動車・ロゴ

 

「日産リーフ」は、昨年、7年ぶりにフルモデルチェンジし、日本を皮切りに、日産がグローバル市場に向けて発売する新型電気自動車。

 

高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」や、駐車支援システム機能「プロパイロット パーキング」をはじめ、多くの先進技術を搭載した、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を象徴する最新モデルとなる。

 

 

JNCAPは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)により、自動車の安全性能を評価するもので、、「日産リーフ」は、衝突安全性能評価で最高の安全評価となる「☆☆☆☆☆(ファイブスター)」を獲得した。

 

さらに、電気自動車等が衝突事故を起こした際、乗員に高電圧による感電が起きることはないか、を評価する「感電保護性能評価試験」でも、その全ての評価に「適合」した。

 

この評価結果を受けて、日産自動車は、100%電気自動車としても優れた安全性能が実証されたとしている。

衝突安全性能評価の乗員保護性能評価では、「高強度安全ボディ(ゾーンボディ)」、「6つのSRSエアバッグシステム」、「ヘッドレストとシートバックフレームの剛性バランスを適正化したシート」、「シートベルトのロードリミッターやプリテンショナー(前席と後席左右に設定)」などの標準装備により、94.78点(100点満点)という評価を得た。

 

また、バッテリーパックを守るバッテリー保護構造や、そのレイアウト、車体構造の工夫による高電圧部品保護、衝突を検知して高電圧を遮断する「高電圧遮断装置」による高電圧保護設計の採用が、感電保護性能評価適合に貢献した。

 

日産自動車は、衝突安全性能の向上はもとより、クルマの電動化、自動運転化を推し進めるとともに、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の考え方のもと、自動運転化技術の要素を幅広い車種に搭載し、ドライバー支援を進めることで、交通事故低減を目指していきたいとしている。

 

※自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が、自動車の安全性能を評価・公表するもの。

平成23年度から導入された衝突安全性能評価は、「乗員保護性能評価(100点満点)」と「歩行者保護性能評価(100点満点)」及び「座席ベルトの非着用警報装置(シートベルトリマインダー)評価(8点満点)」の合計点を1☆から5☆までの表示で公表、自動車のより総合的な衝突安全性能を評価する。

さらに、電気自動車やハイブリッド自動車については、フルラップ前面衝突試験・オフセット前面衝突試験・側面衝突試験の各試験後に、「感電保護性能要件」「高電圧バッテリーの電解液漏れの有無」「高電圧バッテリーの固定状況」(高電圧自動遮断装置が装備されている場合はその作動状況も確認)の評価を行い、全ての要件に適合した場合に「適合表示」が付与される。

 

JNCAP 日産 リーフの衝突安全性能評価結果:
http://www.nasva.go.jp/mamoru/car_detail/222

JNCAP 電気自動車等の衝突時における感電保護性能試験について:
http://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/ev_test.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。