日産自動車は12月14日、創立90周年(※)を記念して、バッテリー式電気自動車(BEV)の「日産サクラ」と「日産リーフ」、e-POWERを搭載するコンパクトカー「ノート」と「ノートオーラ」、そしてミニバンの「セレナ」とSUVの「エクストレイル」、「キックス」の電動車両(EV)7車種に、90周年記念車の「90th Anniversary」を設定すると発表した。
「日産リーフ」と「セレナ」、「ノート オーラ」は同日より、また「日産サクラ」は19日より、「ノート」は来年1月下旬より発売し、「エクストレイル」と「キックス」については来春の発表を予定していると云う。
なお、10月に開催されたジャパンモビリティーショーで先行展示された90周年記念車は、電動車を象徴するカッパー色をアクセントカラーとしてエクステリア各所に配し、黒味がかった色調をベースとした専用ホイールやドアミラー等を装備することで、特別感を演出するデザインとなっている。
[各モデルの主な特長]
■日産サクラ 90th Anniversary
カッパー色のステッカーを貼ったルーフサイドとブラックにカッパーのストライプが入ったドアミラー、専用の14インチブラックアルミホイールを装備。またシートには、「90th Anniversary」専用の素材として、高い耐久性を持ちながらナッパレザーのような触感を持つ合成皮革素材「テーラーフィット」を採用。
■日産リーフ 90th Anniversary
カッパーのフィニッシャーを配したフロントバンパーに、ブラックにカッパーのストライプが入ったドアミラー、そして専用17インチブラックアルミホイールを装備するほか、シートには「90th Anniversary」専用のクリスタルスエードと革のような見た目と手触りながら高い耐久性と耐水性を持ったレザレットのコンビネーションシートを採用。
また60kWhバッテリーを搭載するe+には、「インテリジェント・アラウンドビューモニター」や「インテリジェント・ルームミラー」、「プロパイロット」を始めとした各種運転支援技術を標準装備する。
なお、同モデルの発売に併せて、「日産リーフ」のベースモデルおよび、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手掛けるカスタムカーである「オーテック(AUTECH)」の40kWhバッテリー搭載・標準モデルについては、自宅や公共施設に設置された6kW充電にも対応した「6kW普通充電器(車載用)」を、単独選択できるオプションを設定するなど、オプション構成を一部見直している。
■ノート 90th Anniversary
先日マイナーチェンジが発表された「ノート」をベースに、フロントのデジタルVモーショングリルをカッパー色に変更。カッパーストライプの入ったブラックドアミラーと「テーラーフィット」にカッパー色のステッチを施したシートを採用したほか、ブラック塗装したメーカーオプションの16インチアルミホイールを標準装備する。
■ノートオーラ 90th Anniversary
フォグランプフィニッシャーをカッパ―色に変更。カッパーストライプの入ったブラックドアミラーと、専用17インチブラックアルミホイール、カッパーのステッチを施した「テーラーフィット」シートを装備。
■セレナ 90th Anniversary
ラジエーターグリル上部のフィニッシャーをカッパー色に変更。カッパーストライプの入ったブラックドアミラーと、スモーククリアの16インチアルミホイールを装備。またシート地には、カッパーステッチを施したブラックの合成皮革素材を採用した。
さらに、全モデル共通のディーラーオプションとして、「90th Anniversary」のエンブレム入りのタグがついたステッチ入りフロアカーペット、エンブレム付きプラスチックバイザーやナンバープレートリム、光の当たり方でデザインが変わる、フードアクセントデカールとバックアクセントデカールを用意。
[90th Anniversaryの全国希望小売価格](消費税込み)
<車種、駆動、エンジン、ベースグレード、価格(円)>
– セレナ、2WD、HR14DDe-EM57、e-POWER ハイウェイスターV(乗車定員8人)、3,779,600
– ノート、2WD、HR12DE-EM47、X、2,409,000
– ノート、4WD、HR12DE-EM47-MM48、X FOUR、2,690,600
– ノートオーラ、2WD、HR12DE-EM47、G、2,809,400
– ノートオーラ、4WD、HR12DE-EM47-MM48、G FOUR、3,067,900
– 日産リーフ、2WD、40kWh、X V セレクション、4,412,100
– 日産リーフ、2WD、60kWh、e+ X、5,584,700
– 日産サクラ、2WD、20kWh、X、2,658,700