日産自動車は7月25日、同社のバッテリー式電気自動車(BEV)のグローバル累計販売台数が100万台に達したことを発表した。
日産は、2010年12月に同社初のBEVとなる「日産リーフ 」を発売して以来、グローバルで累計約65万台を販売。リーフは、日本や米国、欧州を中心に、現在は約50カ国で販売され、各国で数々の栄えある賞を受賞するなど、世界から高い評価を得た。
また2022年には、クロスオーバーEVの「日産アリア 」と軽自動車「日産サクラ 」を発売。
“e-4ORCE(イーフォース)”や“ProPILOT(プロパイロット)2.0”など、日産の最新鋭の技術と最新のデザインを採用したアリアは、日本の「オートカラーアウォード2021」グランプリやドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」などのデザイン受賞したほか、米国Wards社の「10ベストインテリア&UX」に選定された。
一方、日本の軽自動車市場に初投入されたサクラは、電気自動車ならではの静粛性や力強くなめらかな加速、上質なデザイン、広々い室内空間、日常使いには十分な航続距離などが好評を得て、5万台の受注を獲得。また、日本でのBEV普及の可能性を高めたことなどが評価され、軽自動車として初めて2022-2023「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の本賞を受賞したほか、2023年次「RJCカーオブザイヤー」、2022-2023日本自動車殿堂の「カーオブザイヤー」の三冠を受賞している。
<地域別累計販売数>(2023年6月末時点)
– 日本:約23万台
– 北米:約21万台
– 欧州:約32万台
– 中国:約23万台
– その他:約1万台
【合計】約100万台
日産は、世界の幅広い顧客ニーズに応えるため、長期ビジョン「Nissan Ambition2030 (日産アンビション2030)」に基づいて2030年度までにBEV19車種を、また2028年度までに自社開発の全固体電池搭載のBEVを投入することを目指すとしている。