日産自動車は、4月9日、2018年の北京モーターショーの出展概要を発表した。
同社は、北京モーターショーで、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現する最新の商品と先進技術を出展し、競争の激しい中国市場で成長を続ける同社の中国における強みと成長の深化を示すとしている。
北京モーターショーには、100%電気自動車のクロスオーバーコンセプト「ニッサン IMx KURO」と新型「日産リーフ」に加え、世界初公開となる新型電気自動車を出展。
今回出展する新型電気自動車は、中国市場の高まるEV需要に応え、かつ同社の新中期計画「日産M.O.V.E to 2022」と、同社の中国における合弁会社である東風汽車有限公司(DFL)の新中期計画「DFL TRIPLE ONE PLAN」の目標達成に貢献する、中国の顧客の関心を惹きつけるモデルになるだろうと、コメントしている。
さらに、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の重要な柱のひとつである、日産が独自開発したe-POWER技術も同ショーに出展する。
[出展車の概要]
■新型・日産リーフ
新型「日産リーフ」は、2018年ニューヨーク国際自動車ショーで、ワールド・カー・アワードの「2018ワールド・グリーン・カー賞」を受賞。2010年に発売して以来、グローバルに累計30万台以上を販売し、現在世界で最も販売されている電気自動車となっている。
■ニッサンIMx KURO
中国初公開の「ニッサンIMx KURO」は、より安全、便利で、ワクワクするドライビングを提供することで、クルマがより身近で頼りになるパートナーとなることを目指していると云う。
「ニッサンIMx KURO」は、独自開発した「Brain to Vehicle(B2V)」技術を搭載。B2Vは、ドライバーの脳波を測定、解析することで、マニュアル運転時、自動運転時のどちらの場合でも、ドライバーの思い通りの運転を実現することをサポートし、ドライビングプレジャーを高めるとしている。
■新型フレームSUV・テラ
日産はまた、新中期計画「Nissan M.O.V.E to 2022」で、LCV事業の新型車第一号となるフレームSUV「テラ」を出展。
まもなく中国で発売される「テラ」について、同社は、『どこにでも行ける(Go Anywhere)』を体現したこの本格的なフレームSUVは、今までにないドライビング体験を求める中国の顧客の高まるニーズに応えるものになるとしている。
なお、日産のプレスカンファレンスは、4月25日(水)午前中、同社展示ブースにて行われる。