日産自動車は、上海モーターショー2019で新しいパワートレインを採用し、低重心でワイドなデザインにより空力性能を向上、最新の「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」技術を搭載した、新型「シルフィ」を世界初公開した。
新型「シルフィ」は、低い重心と流線形デザインにより空気抵抗を低減し、GT-Rと同等のCd値0.26を実現。フロントには日産デザインを象徴するVモーショングリルを、リヤのブーメラン型LEDライト、サイドのダブルウェストラインなどがエクステリアの特徴となっている。
また、最新のHR16DE型エンジンとエクストロニックCVTを搭載し、燃費性能を向上(*1)。ハンドリングを向上させ、より安定したドライビングフィールを実現するため、ステアリングやサスペンション、ボディの剛性を高めた。
室内空間は、ワイドスタンスとロングホイールベースにより広く、人間工学に基づいて設計されたシートを採用。インテリアにはスポーティなブラック、ライトグレー、そして特別色のタンの3色を用意。シートにはダイヤモンドカットのキルト柄があしらわれている。
また3つの吹出口を備える空調システムは、統合スイッチで、左右のフロントシートとリアシートにそれぞれ送風が可能。
インストルメントパネル中央の8インチモニターに加え、スマートで機能的なデザインのメーターパネルには様々な情報を表示する7インチ高解像度TFTモニターが装備されている。
更に、スマートフォンとシームレスにつながり、ボイスコマンド機能を採用するなどコネクティビティ性能を向上。
インテリジェント・トレースコントロールやインテリジェント・ライドコントロール、踏み間違い衝突防止アシスト、前方衝突予測警報(インテリジェント FCW)、後側方車両検知警報(BSW)、車線逸脱警報(LDW)、後退時車両検知警報(CTA)、ふらつき警報(インテリジェント DA)など、ドライバーをサポートする最新の「ニッサン インテリジェント モビリティ」技術や先進の安全装備が多数搭載されている。
副社長のダニエレ=スキラッチ氏は、プレスカンファレンスで、以下のように話している。
「新型『シルフィ』によって、最新の『ニッサン インテリジェント モビリティ』を中国市場に投入します。よりスタイリッシュなデザイン、先進のコネクティビティや安全技術などにより、新型『シルフィ』は市場を牽引するファミリーセダンとして、お客さまにこれまでにない自信とワクワクを提供します」。
なお、上海国際モーターショー2019は、インターナショナル・エキシビジョン・アンド・コンベンションセンターで4月25日まで開催。日産ブースはホール7.2となる。
*1:新型「シルフィ」の燃費は4.9L/100km(中国のMIIT基準による。参考:旧型は5.2L/100km)