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2024年6月13日【特別仕様車】

日産、「ノートオーラ」をマイナーチェンジ

NEXT MOBILITY編集部

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日産・新ロゴ

日産自動車は6月13日、「ノートオーラ 」をマイナーチェンジし、90周年記念車の「ノートオーラ〝90th Anniversary〟」と併せて、同日発売。「ノートオーラNISMO」を7月に発表(予定)すると発表した。

 

また同日、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が、マイナーチェンジモデルの「ノートオーラ」をベースとしたカスタムカー〝AUTECH (オーテック)〟を新設定すると共に、ノートオーラ〝助手席回転シート 〟をマイナーチェンジし、オーテックモデルを7月に、助手席回転シートを同日より、日産の販売会社を通じて発売すると発表した。

 

価格(消費税10%込み)は、ノートオーラが277万9700円から。NMCのオーテックモデルが305万300円から。そして、助手席回転シートモデルが288万9700円からとなっている。

 

ノートオーラは、第2世代〝e-POWER(イー・パワー)〟によるスムースで力強い加速や、滑らかな減速制御、優れた静粛性などが特徴のプレミアムコンパクトカー。

 

今回のマイナーチェンジでは、フロントデザインを一新すると共に、機能や使い勝手の向上を図った。また、〝90th Anniversary〟については、マイナーチェンジ車をベースに、引き続き、独自開発した柔らかな肌触りと優れた耐久性などが特徴のシート素材「テーラーフィット」や、「カッパーストライプの入ったブラックドアミラー」、「専用17インチブラックアルミホイール」を装備するなど、より一層の上質さが感じられる仕様になっていると云う。

 

<90th Anniversary>

 

 

[新型ノートオーラの主な特長]

 

(1)デザインを一新
・フロントグリルに新時代のデジタルVモーションを採用。日本の伝統工芸を感じさせるデザインのグリルをヘッドランプ下までワイドに広げ、クルマの存在感を引き立てると共に、ヘッドランプ下に、ボディカラーと同色、またはダークメタルグレーのアクセントを施し、先進感を演出。また、ウイング形状のフロント・リヤバンパーで、e-POWERの俊敏な走りを表現。

 

 

・見る角度によって色合いが変化する、モダンで先進感のあるデザインの17インチホイールを新たに採用。これにより、ボディサイドの風の流れをスムースにして高い空力性能を確保すると共に、軽量化も実現。

 

 

・インテリアに、グレイッシュブラウンの色合いが特徴の大型狩猟犬をモチーフとした新たな内装色「ワイマラナー」を追加。モデル名の〝オーラ(AURA)〟のアルファベット〝A〟をモチーフにしたモノグラム柄のジャガード織物と合皮のコンビネーションに、ブルーグリーンのステッチを施したシート地を採用し、高級感ある風合いを演出した。また、「ブラック」の内装色に於いても、新たな色味の木目調フィニッシャーを採用し、インストルメントパネル、アームレスト、ドアトリムクロスを落ち着きのある色味に変更している。

 

 

・ボディカラーには、プレミアム感とドイツの深い森を疾走するイメージでデザインした新色「フォレストグリーン」に「スーパーブラック」を掛け合わせた2トーンをはじめ、5種類の2トーンカラーと8種類のモノトーンカラーを用意。

 

(2)機能と使い勝手の向上
・運転席のパワーシートを新たに全車標準装備。リフターやリクライニングの調整幅を広げることで、より多様なドライビングポジションへの対応を可能とした。

・グローブボックスの容量を拡大し、収納スペースを上下2段に仕切ることで、取扱説明書やティッシュボックスなど、かさばりやすいものをすっきりと収納できるようにした。

・後席のUSB電源ソケットにタイプCを採用し、夜間でも差し込み位置が分かるようにリングライトを追加した。

 

■全国希望小売価格(消費税10%込み)
<駆動、エンジン、グレード、価格(円)>
– 2WD、HR12DE-EM47、G、2,779,700
– 2WD、HR12DE-EM47、G leather edition、2,869,900
– 2WD、HR12DE-EM47、G 90周年記念車、2,889,700

– 4WD、HR12DE-EM47-MM48、G FOUR、3,061,300
– 4WD、HR12DE-EM47-MM48、G FOUR leather edition、3,151,500
– 4WD、HR12DE-EM47-MM48、G FOUR 90周年記念車、3,171,300

 

 

 

[ノートオーラ・オーテックの特徴]

 

オーテックは、多種多様なカスタムカーづくりで蓄積してきた伝統のクラフトマンシップを継承し、素材などの細部にもこだわった〝プレミアムスポーティ〟をコンセプトに掲げるブランド。ブランド発祥の地である湘南・茅ヶ崎の〝海〟と〝空〟のイメージから想起した「ブルー」をブランドのアイコニックカラーとしている。

 

ノートオーラ・オーテックでは、エクステリアに、ブランド車共通の「ドットパターンのフロントグリル」や、低重心とワイドスタンスを印象づけ、スポーティさを演出する「メタル調フィニッシュの専用パーツ」、細部まで作り込んだスポークフォルムをダーク金属調塗装で仕上げた「専用アルミホイール」などを採用。

 

また、海を進むボートの後方に生じる〝航跡波〟をモチーフとした「専用シグネチャーLED」を装備するなど、湘南・茅ヶ崎の海を彷彿とさせる個性的なデザインも取り入れている。

 

 

インテリアは、全体をブラック基調でコーディネートし、ブルーステッチを施した本革シートやステアリング、インストパネル、アームレスト等に加えて、インストパネルの一部やコンソールに、紫檀(シタン)柄に光を受けるとさりげなく青く光るダークグレーを施した「専用フィニッシャー」を採用。上質な素材とこだわりのディティール表現により、より一層エレガントな空間を演出していると云う。

 

 

ボディカラーには、「オーロラフレアブルーパール」に「スーパーブラック」のルーフを組み合わせた2トーンを専用カラーとして設定。全8色のカラーバリエーションを用意した。

 

<オーテックモデルの仕様>
– ベース車:G/G FOUR
– 主な特別装備:

・オーテック専用エクステリア(ダークメタルグレーフィニッシャーのフロントグリル、メタル調フィニッシュのフロントプロテクター、メタル調フィニッシュのサイドシルフィニッシャー、メタル調フィニッシュのリヤプロテクター、オーテックエンブレム[フロント・リヤ])。
・専用シグネチャーLED。
・メタル調フィニッシュの専用サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー。
・専用17インチアルミホイール&205/50R17 89Vタイヤ。
・オーテック専用インテリア(ブルーステッチ&〝AUTECH〟刺繍入りブラックレザーシート、イルミネーション付ダークウッド調フィニッシャー[インストロア、コンソール]、ブルーステッチ入りブラックレザレット・アームレスト[フロントセンター、フロントドア]、ブルーステッチ入りブラックレザレット・インストパネル、ブラックレザレットドアトリム加飾[フロントドア、リヤドア])。
・ブルーステッチ入り専用ブラック本革巻ステアリング。
・オーテックエンブレム(センターコンソール)。

– ボディカラー

・オーロラフレアブルーパール(P)/スーパーブラック 2トーン<#XGN・特別塗装色>【AUTECH専用色】。
・ピュアホワイトパール(3P)/スーパーブラック 2トーン <#XAB・特別塗装色>。
・ガーネットレッド(CP)/スーパーブラック 2トーン <#XBT・特別塗装色>。
・ピュアホワイトパール(3P) <#QAC・特別塗装色>。
・ダークメタルグレー(M) <#KAD>。
・ミッドナイトブラック(P) <#GAT・特別塗装色>。
・オーロラフレアブルーパール(P) <#RAY・特別塗装色>。
・サンライズカッパー(M) <#CBC・特別塗装色>。

(P)はパール、(3P)は3コートパール、(CP)はカラークリアーパール、(M)はメタリックの略。
※内装色はブラック〈G〉。

 

 

■全国希望小売価格(消費税10%込み/円)
<車種、駆動、エンジン、ベース車グレード、価格>
– AUTECH、2WD、HR12DE-EM47、G、3,050,300
– AUTECH、4WD、HR12DE-EM47-MM48、G FOUR、3,331,900

 

 

[ノートオーラ・助手席回転シートの特徴]

簡単な手動操作で、助手席を車外に向けて回転できるモデル。体を大きくひねったり、足を大きく開くことなく乗降可能。回転シートにもベース車と同じシートを採用することで、「ノートオーラ」同等の座り心地を実現。素材へのこだわりや空間の心地よさも体感できる。マイナーチェンジでは、ベース車と同様にフロントデザインを一新すると共に、機能や使い勝手の向上が図られている。

 

■全国希望小売価格(消費税10%込み/円)
<車種、駆動、エンジン、ベース車グレード、価格>

– 助手席回転シート、2WD、HR12DE-EM47、G、2,889,700
– 助手席回転シート、4WD、HR12DE-EM47-MM48、G FOUR、3,171,300

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。