日産自動車は、4月20日、全世界のニッサンブランドの販売店舗に新世代店舗デザインコンセプト「ニッサン・リテール・コンセプト(NRC)」を順次導入する計画を発表した。
これは、多様化するカスタマーの購買行動とカーライフに応えるための施策のひとつとして行われるもの。
現在、既に30か国以上で400店舗超がNRCを導入しているが、2022年度末までに全世界170か国9,000か所以上の店舗での導入を目標とする。
NRCは、赤いニッサンタブレットを基調とした外観や、専用の納車エリアなどの店舗デザインを採用する。
また、店内では車両を画面上でカスタマイズできるデジタルコンフィギュレーターを設置。店舗スタッフのタブレット端末によるサービスなども特徴としている。
北米、欧州、中国など主要市場には既に導入されているNRCだが、日本国内でも2018年度より順次導入を進める予定。
今後、同社はこの試みにより、販売網の最適化と並行した販売環境の改善を全世界で図る狙いだ。