
日産自動車は3月28日、現地子会社であるインド日産が〝One Car, One World(ワンカー、ワンワールド)〟戦略の下、インドで生産・販売しているコンパクトSUV「マグナイト」の海外輸出を開始したことを発表した。
インド日産では、今年1月下旬に「マグナイト」約2,900台をラテンアメリカ市場へ初出荷し、続く2月には中東、北アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域向けにと、合計で7,100台超を輸出。なお、左ハンドル仕様の輸出は、3月末までに累計1万台超が見込まれており、また右ハンドル仕様も、既に南アフリカ市場などに向けての出荷が開始されていると云う。
インドのチェンナイ工場で生産される「マグナイト」は、2020年12月の発売以来、累計販売台数は17万台を突破。2024年10月のマイナーチェンジでは、より洗練されたデザインや先進技術、高効率なパワートレインが採用され、安全装備も追加された。今後は、計65以上の市場向けの輸出を予定。インドから世界へ向けた日産の輸出戦略の中核を担うモデルとなる。
中期経営計画〝The Arc (ジ・アーク)〟に於いて、インドをグローバル生産・輸出の拠点と位置付けている日産は、「マグナイト」をはじめとする商品ラインアップを通じて、アフリカ・中東・インド地域における事業を拡大していくとしている。