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2024年5月16日【新型車】

三菱自動車、軽EVの「eKクロスEV」を一部改良

坂上 賢治

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三菱自動車工業は5月16日、軽EVの「eKクロス EV」の利便性や安全性を向上するなど一部改良を施し、全国の系列販売会社で販売を開始した。

 

 

メーカー希望小売価格は、2,568,500円~3,131,700円(消費税10%込)。令和5年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象であり、550,000円の補助金を受けた場合のユーザーの車両本体価格から補助金額を差し引いた実質的な購入額は約200万円からとなる(リサイクル料金、保険料、消費税以外の税金、届出等に伴う諸費用は含まれない)。また更に地域によっては自治体からの補助金を活用することもできる。

 

 

1. 主な変更点

(1-1)利便性向上

  • 定額で車内Wi-Fiのインターネット接続が可能になり(利用にはMITSUBISHI CONNECTへの登録の上、NTTドコモのdocomo in Car Connect®の有料オプション契約が必要)、データ通信量を気にすることなくオンラインの動画、音楽、ゲームなどを楽しめる。

 

  • スマートフォンアプリを使って遠隔で多様な操作が可能なeKクロス EVのコネクティッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」の機能を強化し、新たにリモートドアロック/アンロック機能を追加した。

 

  • 現在提供中のリモートエアコン(遠隔でのエアコンのオン/オフ)や駐車位置確認などの機能に加え、遠隔でドアの施錠・解錠が可能になり、日常での使い勝手を向上した。

 

 

(1-2)安全性向上

  • 運転支援機能「三菱e-Assist」を搭載し、サポカーSワイドに対応しているeKクロス EVの安全機能を強化し、エマージェンシーストップシグナルシステムを新採用した。

 

  • 急ブレーキを掛けた時やABSが作動したときにストップランプが自動で高速点滅。後続車に注意を促す。

 

  • マルチアラウンドモニターをPグレードに、リヤビューモニター付きルームミラーをGグレードに標準装備とし、車両後方の視認性を向上させた。

 

(1-3)その他
新色として、2トーンのアッシュグリーンメタリック×ホワイトソリッド(有料色82,500円/消費税10%込)、ライラックピンクメタリック×ブラックマイカ(有料色60,500円/消費税10%込)、モノトーンのアッシュグリーンメタリック(有料色33,000円/消費税10%込)を追加し、既存のボディカラーと合わせて2トーン5色、モノトーン5色の全10色展開とした。

 

2. メーカー希望小売価格(リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、届出等に伴う費用は含まれない)

グレード:P
駆動方式:2WD
駆動用バッテリーサイズ:20kWh
車両本体価格(消費税10%込):3,131,700円

 

グレード:G
駆動方式:2WD
駆動用バッテリーサイズ:20kWh
車両本体価格(消費税10%込):2,568,500円

※eKクロス EVは令和5年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象となり、550,000円の補助金を受けた場合の実質的な購入金額は、Pグレードが2,581,700円、Gグレードが2,018,500円(消費税10%込)となる。なお金額は車両本体価格から補助金額を差し引いた購入額となり、リサイクル料金、保険料、消費税以外の税金、届出等に伴う諸費用は含まれない。なお日常使いの一充電走行距離は180km(WLTCモード)となっており、軽自動車及びコンパクトカーユーザーの約8割にあたる1日当たりの走行距離50km以下では2日間充電せずに走行できる想定となっている。

 

eKクロス EVの車種サイトURL
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_ev/index.html

 

eKシリーズのスペシャルサイトURL
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_series/special/index.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。