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2024年10月4日【新型車】

日産、インドで「マグナイト」をマイナーチェンジ

坂上 賢治

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2025年に左ハンドル仕様の輸出を開始することで輸出市場は65以上に増加

 

日産自動車傘下のインド日産は10月4日、インドで生産・販売するコンパクトSUV「マグナイト」をマイナーチェンジし同日より発売した。

 

 

新しい「マグナイト」は、洗練されたデザインや数々の先進技術、高効率なパワートレインを採用し、安全装備も追加した。また2025年からは新たに左ハンドル市場への輸出を開始し、2026年までにインドから65以上の市場に向けて10万台レベルの輸出を行うことを目指す。

 

日産は経営計画「The Arc」に於いて、インドを主要な生産ハブと位置付け、アフリカ、中東、インドに「マグナイト」を投入するなど、同地域の市場に向けて幅広い商品ラインナップを提供していく。

 

新しい「マグナイト」のエクステリアは、頑丈さを感じさせるデザインで、フロントとリアにLEDライトを採用し、合金ホイールとルーフレールを組み合わせた。

 

室内空間には、新たにTFTディスプレイや、スマートフォンとシームレスに繫がるワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoを設定した他、ワイヤレスのスマートフォン充電器も搭載した。更に調整可能な4色のアンビエント照明を採用したことで、室内の快適性を向上させた。

 

 

新機能としては、リモートエンジンスタートや降車時オートロック・接近時アンロック機能、冷却機能付きグローブボックスに加え、エアイオナイザーなどを採用。また、全グレードに6つのエアバッグを装備した他、ボディには強化スチールを使用し、自動調光リアビューミラーも採用した。

 

パワーユニットはターボチャージャー付1.0リッターエンジンを搭載し、トランスミッションにはマニュアルトランスミッションとCVTを設定。これらを組み合わせることで、燃費とレスポンス性能の最適なバランスを提供する。

 

ボディサイズし都市部での運転に最適なコンパクトさに配慮しながら、広いホイールベースにより5人乗車を実現している。また狭いスペースでの駐車をサポートするアラウンドビューモニターも採用した。

 

 

この「マグナイト」は2020年12月に新発売して以降、インドで強固なプレゼンスを確立してきた。インド日産はこれまでに、「マグナイト」を20の右ハンドル市場に輸出しており、販売台数はインド国内及び海外市場で累計15万台を超えている。

 

2025年からマイナーチェンジを果たす「マグナイト」は、左ハンドル市場への輸出も開始し、日産のアフリカ、中東、インド、オセアニア地域で生産される車両としては最大規模となる10万台レベルの輸出を目指す。

 

この「マグナイト」の輸出を通じて、インドは英国と共にAMIEO(アフリカ、中東、インド、欧州、およびオセアニア)地域に於ける日産の重要な輸出拠点となっていく見込みだ。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。