総会は最後の最後に、本来の議題であった内田社長(1966年7月20日生/日商岩井を経て東風汽車有限公司総裁から現職)、アシュワニ・グプタ氏(1970年9月15日生/ルノーから三菱自動車工業最高執行責任者を経て日産に移籍)。
さらに坂本秀行氏(1956年4月15日生/日産執行役員から執行役副社長 生産・SCM。なお三菱自動車工業社外取締役・愛知機械工業取締役会長・ジヤトコ取締役会長兼務)、ピエール フルーリォ氏(1954年1月31日生/会計監査人からクレディ・スイス・フランス最高経営責を経てPCF投資顧問・ルノー 筆頭独立社外取締役)ら4人の取締役選任の議案が賛成多数で可決され、2時間40分の総会の幕が閉じられた。
こうしてようやく臨時株主総会を切り抜けた新経営陣だが、2019年10月からの12月期決算で260億円の最終赤字を出したことは打ち消せる訳では無い。
またこの低迷は、連合を率いる立場のルノー自身も赤字を計上していることから深刻だ。そして日本国内で日産は、三菱自動車工業と手を取り合って、待ったなしで業績の抜本的な立て直しに迫られる。