日産自動車は、カーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」のステーションを、九州電力の福岡支社敷地内に、12月1日にオープンする。
昨年1月にスタートした「NISSAN e-シェアモビ」は、日産のEVとe-POWERのみを使ったカーシェアリングサービス。今回オープンする九州電力福岡支社敷地内のステーションには、電気自動車(EV)の「日産リーフ」を2台配備する。
九州電力におけるステーションは、7月にオープンした大分支社内のステーションに続き、2ヵ所目。
日産と九州電力はこれまで、EVを電力の需給バランス調整に活用するため、EVから電力系統へ電気を供給するV2G(Vehicle to Grid)技術の実証試験(昨年5月発表)や、日産リーフを活用した最大需要電力削減のパイロットプロジェクト(昨年10月発表)などで協業してきた。
また、今年10月には、九州電力が日産のEV「e-NV200」を採用した「オールデンカ-EV」を制作。自車の蓄電池から外部給電器を通じて、車内に装備したIH調理器に電気を供給できる同モデルは、県内をはじめ九州全域におけるイベントでの活用が検討されている。
今回の九州電力における「NISSAN e-シェアモビ」新ステーションは、これまでの両社協業の一環として設置。
日産は、引き続き九州電力と共に、EVの普及拡大や、防災支援などの課題解決、エネルギーマネジメントなどの新たなビジネス創出において更に協業を深め、持続可能な社会の実現に取り組んでくとしている。