日産自動車(以下「日産」)は12月7日、「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド・インデックス」において、世界で最も社会的影響力のあるブランドの一つに選出されたと発表した。
このインデックスは、スポーツを通じて社会や環境にポジティブな影響を与えているブランドに対して与えられるもので、日産は運輸業界において唯一選出された。これは、スポーツを通じて公平な社会の構築や環境対応、スポーツ産業の発展に貢献する同社の取り組みが評価されたものだとしている。
日産はフォーミュラEへの参戦を通じて、電気自動車(EV)の普及を促進している。また、オランダのアムステルダムにあるヨハン・クライフ・アリーナには、パートナー企業と協力し、EV用のバッテリーを二次利用することで、欧州最大の蓄電システムを構築した。こうした持続可能なソリューションも高く評価されている。
また、国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)への貢献も評価された。同社は、2050年までにカーボンニュートラルを実現するため、2030年代早期に主要市場で販売されるすべての新型車を電動化することを目指している。また、新規採掘資源に頼らない材料を台当たり70%にすることをはじめとする長期ビジョンを掲げ、中期環境行動計画「ニッサン・グリーン・プログラム2022」の活動に取り組んでいる。
日産の専務執行役員チーフ サステナビリティ オフィサーである田川 丈二は、「環境負荷を持続可能なレベルに低減するための継続的な取り組みが、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド・インデックスに評価されたことを光栄に思います。
日産は2050年までにカーボンニュートラルを実現することを目指しています。また、今回発表した長期ビジョンでは、『共に切り拓く モビリティとその先へ』をスローガンとし、サステナビリティを中核として、よりクリーンで安全、インクルーシブな世界を目指して、事業全体でさまざまな取り組みを推進していきます」と語っている。