日産自動車9月9日、「NV200バネット」のバン4WDモデルを一部仕様向上し、同日より全国一斉に発売すると発表した。NV200バネットは、プライベートユースにも対応できるエクステリアデザインと、車室内の広さを両立させた新世代のバンとしてビジネスシーンからレジャーユースまで幅広いシーンで親しまれている。( 坂上 賢治 )
車名のNV200の「N」はNew Generation(ニュージェネレーション:新世代)を示し、「V」はVehicle(ビークル:乗り物)を、「200」は同社の商用車セグメントを表している。歴代バネットの伝統を受け継ぎつつ、これからのビジネスの自信と誇りになる新世代LCV(Light Commercial Vehicle)という意味を込めた。
車体は日産のBプラットフォームをベースに、全長×全幅×全高=4400×1695×1855mmの外寸を持つ。同社の商用車カテゴリを担う世界戦略車であり、日本とマレーシアではNV200バネット、インドとインドネシアではエヴァリア(EVALIA)、南アフリカではNV200コンビ(NV200 COMBI)と名付けらる他、それ以外の地域ではNV200(エヌブイ トゥーハンドレッド)の車名で販売されている。
4WDモデルが追加されたのは2018年1月30日、2WDの軽快な操舵性能を引き継ぎながら、雪道、凍結路、坂道などの路面の状況や車速に合わせて、後輪へ最適なトルクの配分を行う「オートトルクコントロール4WDシステム」を採用。
加えて4WD専用のマルチリンク式リアサスペンションによって、雪道などの凸凹した路面に於いても、フラットな乗り心地を実現した。またパワフルな1.6Lエンジンの力強い加速性能で機動力高くビジネスシーンをサポートする設計だ。
荷室は、2WD車と同様に低い床面やコンパクトに折りたためるセカンドシートを採用し、積み下ろしの負担が少なくスムーズに行える実用的な仕様。荷物の固定や棚の設置などに役立つラゲッジユーティリティナット(片側5個)やロープフック(4個)が標準装備となっている。
なお今回の一部仕様変更では、バン4WDの最大積載量を2名乗車時は従来より150kgアップの650kgに、5名乗車時は100kgアップの400kgとすることで、使い勝手を向上させた。「NV200バネット」バン4WDモデルの全国希望小売価格(消費税込み)はDXグレードの2,561,900円からGXグレードの2,798,400円迄。
「NV200バネット」WEBカタログは以下URLの通り
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv200vanette.html