バン GRAND プレミアムGX(2WD)
日産自動車(以下「日産」)は10月20日、「キャラバン」ガソリン車をマイナーチェンジし、特別仕様車のキャラバン「プロスタイル」を加え、販売を開始した。
日産によると、「キャラバン」は、クラスNo.1となる3,050mmの荷室長による広く使い勝手の良い荷室空間や、堂々とした存在感のあるエクステリアデザイン、「インテリジェント エマージェンシー ブレーキ」などの先進安全技術が、好評を得ている。また、ワークユースのみならずレジャーや趣味などを楽しむ人からも支持されているという。
今回発表のキャラバン「プロスタイル」は、こだわりのエクステリアとアクティブなインテリアを施したワンランク上のプロ仕様モデル。エクステリアは、専用装備として15インチアルミホイールをはじめ、存在感を高めるルーフスポイラー(オプション)などを採用し、スタイリッシュに仕上げられ、インテリアにはアクティブな用途にも大変便利な専用の防水シートを、キャラバンで唯一採用。滑らか質感の高いシートは、雨の日の作業や、レジャーの際にも汚れを気にせず使用でき、手入れもしやすくなっている。
なお、今回のマイナーチェンジを機に、ガソリン車は、車名を「NV350キャラバン」から「キャラバン」に変更した。
GRAND プレミアムGX プロスタイル
■マイナーチェンジの主な概要
– デザイン
・エクステリアは、フロントグリルとフロントバンパーを刷新し、よりダイナミックで力強く、存在感のあるデザインとした。
・ボディカラーには、雪原を想起させる「ピュアホワイトパール」、漆黒の夜空をイメージした「ミッドナイトブラック」、アウトドアシーンで存在感が光る「ステルスグレー」の3色の新色を追加し、全8色のラインアップとした。また、特別塗装色には新開発の特殊高弾性樹脂を配合し、日常使用で生じる擦りキズなど塗装表面の劣化を防ぐ塗料のスクラッチシールドを採用した。
・インテリアは、黒を基調に、落ち着いた雰囲気を演出。メーターは、先進的で視認性、操作性を大幅に向上した新型ファインビジョンメーター(5インチTFTディスプレイ付)を採用している。ステアリングは、新形状のD型のステアリングを採用し、シートトリムは生地を刷新するなど、質感も大幅に向上させた。
– 先進安全装備
・「キャラバン」ガソリン車は、安全性能を大幅に強化した結果、全車「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」の対象となった。
・新たに全車標準装備となる「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」は、天候や周囲の明るさに左右されにくいミリ波レーダーとカメラのフュージョン方式により、歩行者の検知も可能となった。
・「インテリジェントルームミラー」をEXグレード以上に標準装備すると共に、EXグレード以上に標準装備している「インテリジェント アラウンドビューモニター」の機能性も向上させた。
– 仕様向上
・ワゴンで好評の中立姿勢を維持し長時間のドライブでの疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車標準装備とした。
・昨今の衛生意識の高まりに対応するため、表皮にウイルスや菌の増加を抑制する抗菌加工を施したシートバックとクッションを全グレードの全シートに採用。さらに、ステアリングのグリップ部分にも抗菌加工の素材を使用している。
・運転席と助手席のシートバックとクッションには、シートヒーターを装備した。
– 動力性能向上
・7速の多段化したワイドレンジによって、動力性能と燃費性能の両立を実現するとともに高速走行時の静粛性向上に寄与。さらに、追加されたマニュアルシフトモードにより、意のままのドライビングを実現している。
– グレード構成
・今回のマイナーチェンジを機に、最上級グレード「GRANDプレミアム GX」をバンに新設定した。さらに、前型の「DX EXパッケージ」の装備を強化した「EX」グレードを新設定。なお、「VX」グレードとマイクロバス「DX」グレードは、廃止した。
– バリエーションの追加/廃止
・今回のマイナーチェンジより、2.5Lガソリンのワゴンとバンの一部(標準幅&ハイルーフ)に4WDを追加。また、マニュアルトランスミッションを廃止した。