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2019年7月16日【新型車】

日産、新型「スカイライン」を発表。9月から全国発売

NEXT MOBILITY編集部

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日産自動車・ロゴ

 

 

日産自動車は7月16日、世界初(*1)の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を搭載した新型「スカイライン」を発表した。

 

新型「スカイライン」は、今年9月から全国一斉発売。希望小売価格は427万4640円から(消費税8%込み)。

 

 

 

 

1957年の初代誕生から62年を迎えた「スカイライン」は、日産を代表するプレミアムスポーツセダンで、常にその時代の最先端の技術が採用され進化を続けてきた。

 

今回の新型スカイラインは、ガソリン車に、「3.0L V6 ツインターボエンジン」を新搭載し、ラインアップに、スカイライン史上最高となる400馬力の「400R」が加えられた。

 

また、新しいNissanConnectサービス(コネクテッドカーサービス)では、次世代の専用車載通信ユニットによる多彩なサービスを提供する。

 

 

 

 

 

日産自動車副社長の星野朝子氏は、発表に際して、以下のように話している。

 

「『技術の日産』の象徴であり、日産車で最も長い歴史を持つ『スカイライン』が、世界初の先進運転支援技術『プロパイロット 2.0』を搭載しデビューします。ドライバーの運転支援をさらに高めることで、安全なモビリティ社会を実現するとともに、皆さまに、さらなるワクワクをお届けします」。

 

 

 

 

[新型スカイラインの概要]

 

■先進運転支援技術プロパイロット 2.0を搭載

 

高速道路(*2)の複数車線をナビゲーションシステム(以下、カーナビ)で設定したルートと連動して走行し、同一車線内でハンズオフが可能となる(*3)世界初の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」をハイブリット車に標準装備。

 

また、「プロパイロット 2.0」での走行中、ドライバーが警報に反応せずシステムが車両を緊急停止させた際に専用のオペレーターに自動接続する「プロパイロット緊急停止時SOSコール」を搭載している。

 

・ルート走行中の車線変更と分岐、追い越し時の車線変更の支援機能

 

カーナビで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行の開始が可能に。カーナビと周囲の360度のセンシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切なタイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案。ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認すると、車線変更支援を開始、車線変更や追い越し、走行車線への復帰までを行う。

 

 

 

 

・同一車線内でのハンズオフ機能

 

プロパイロット 2.0では、高速道路の本線走行中、同一車線内でのハンズオフが可能(*3)。

 

*1)世界初:高速道路のナビ連動ルート走行と同一車線でのハンズオフ機能の採用において(2019年5月日産調べ)。

*2:高速自動車国道法の定める高速自動車国道、および道路法の定める自動車専用道路。
*3:ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限り。また、対面通行路、トンネル内、カーブ路、料金所・合流・車線数減少の地点及びその手前などでは、ハンズオフできない。ハンズオフ不能区間に入る時には事前にドライバーに報知。ドライバーはハンドル操作をする必要がある。

 

 

 

 

■3.0L V6 ツインターボエンジンを新搭載

 

3.0L V6 ツインターボエンジン(VR30DDTT)をガソリン車に新搭載。またスカイライン史上最高の400馬力を超える最高出力の400Rをラインアップした。

 

 

 

 

■インテリジェント ダイナミックサスペンションの採用および、ダイレクトアダプティブステアリングの性能向上

 

新搭載のインテリジェント ダイナミックサスペンションは、走行シーンに合わせてサスペンションの減衰力を緻密に制御し、車体の挙動を安定。ダイレクトアダプティブステアリングは、ステアリングの切り始めのレスポンスを向上させ、ライントレース性を高めた。

 

さらに低速から中速での操舵の過敏さを軽減しながら、クルマの応答性を向上。繊細な修正舵への過敏性を抑制する。

 

 

 

 

■新しいNissanConnectサービス(コネクテッドカーサービス)

 

新型スカイラインから新しいNissanConnect(*4)サービスを大幅に拡充。通信によりナビの地図更新が自動で行える「OTA(Over The Air)自動地図更新」や、ナビとスマートフォンの連携によりクルマに乗る前の現在地から車を降りてからの最終目的地までのシームレスな道案内を可能にする「ドアtoドアナビ」、車内がWi-Fi環境になる「docomo In Car Connect(*5)」など、多彩なサービスを提供する。

 

*4:サービスの利用にはNissanConnectサービス(有料・年契約)への加入が必要。
*5:利用には別途、NTTドコモとの有料オプション契約が必要。

 

 

 

 

■デザイン

 

エクステリアは、フロントに日産ブランドの象徴「Vモーショングリル」を採用し、スカイラインのスポーティさを表現するフロントフェイスをデザイン。リヤには、そのアイコンとなる「丸目4灯リヤコンビネーションランプ」を採用した。またインテリアは、プレミアムスポーツセダンとしての機能性と質感を向上させた。

 

ハイブリッド車には、日産国内初採用のヘッドアップディスプレイや、アドバンスドドライブアシストディスプレイなど「プロパイロット 2.0」専用装備を採用している。

 

また、外装色に新色のカーマインレッドを設定した。

 

 

 

 

[全国希望小売価格(消費税込み)] (単位:円)

 

 

 

<新型スカイライン発表記者会見>

 

■(日産自動車)スカイライン:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline.html

■(日産自動車)プロパイロット2.0であなたの旅をより良いものに:https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-f1dfd5166267e05b3b6fd8e7b0057abc/images/33c59f209eb140cadfe30235c56a68b62bbd44b0

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。