日産自動車は9月26日、北京モーターショーで、新型クロスオーバーEV「日産アリア」を披露し、中国市場における今後の商品戦略を発表した。
[日産アリアについて]
「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を象徴する走りやコネクテッド技術など最先端技術を搭載したアリアは、事業構造改革「Nissan NEXT」の最重要市場の一つである中国において、重要な役割を担うモデルになると云う。
アリアは、e-POWERを搭載した他のモデルと共に、日産の中国市場における電動化戦略の新時代を告げるモデルとして、来年の発売を予定。
日産は、アリアを含め、「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」の技術を搭載した新型車を、中国市場に投入し、モデルラインナップを強化することで、引き続き中国市場におけるリーダーシップを維持するとともに、着実な成長を目指すとしている。
日産アリアについて、日産の内田誠社長兼CEOは、以下のように話している。
「日産は、情熱的で、革新的挑戦者であり、常に新たなセグメントを開拓してきました。『日産 アリア』は、EVのパイオニアとして培ってきた経験と、長年にわたるクロスオーバーセグメントでの実績を融合した、日産の革新を象徴するモデルです」。
[日産の中国商品戦略(今後の計画)]
・中国市場のモデルラインナップを一新
2022年までに7台の新モデルを投入し、モデルラインナップを一新することで、中国市場において着実な成長を実現する。
・中国でのEVとe-POWERを拡大
来年中国で発売するアリアを始め、2025年までに、電気自動車もしくはe-POWERで駆動する電動パワートレイン搭載車を9モデル投入する。
・先進運転支援技術プロパイロット採用を拡大
2022年までに中国市場で販売する5つのモデルに、先進運転支援技術「プロパイロット」を搭載することで、中国販売モデルの70%をカバー。更に、最新の「プロパイロット2.0」を今後、中国市場に投入できるよう、開発を進める。
・日産コネクト
2024年までに中国市場で販売する9モデルに、日産コネクト(NissanConnect)を搭載することで中国販売モデルの90%をカバー。コネクティビティの最先端を走る中国において、最新の機能を搭載したモデルラインアップを通じて、より緊密でシームレスな社会とのつながりを提供する。
内田社長兼CEOはまた、中国市場に向けて、以下のようにコメントしている。
「中国市場は日産にとってコアマーケットであり、とても重要な市場です。そして中国のお客さまは先進技術に対して高い関心と受容性を持っており、日々お客さまのニーズが急速に進化しています。そのニーズに応えるべく、日産はより革新的でワクワクする商品ラインナップを中国のお客さまにお届けします」。
■(日産)事業構造改革(Nissan NEXT):https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/plan