日産自動車(以下「日産」)は3月31日、経済産業省が公表した「GXリーグ基本構想」への賛同を発表した。
GXリーグは、2050年のカーボンニュートラル実現と、経済と環境の好循環を両立する観点から、必要なシステムやプロセスを社会実装するための産官学の仕組み。GX(グリーントランスフォーメーション)に積極的に取り組む「企業群」が一体となって、経済社会システム全体の変革に向けた議論や新たな市場の創造に向けた実践を行う場とされている。
日産は、同社のカーボンニュートラル実現を目標とし、車両の電動化と技術革新を推進する活動の方向性が、GXリーグの趣旨と合致すると考え、賛同することを決定したとしている。
GXリーグにおいては、(1)生活者にとってのカーボンニュートラル時代の未来像のあり方の議論、(2)未来像を踏まえた、新たなGX市場形成のあり方(ルールメイキング等)の議論、(3)社会での効率的なCO2排出削減を行うための自主的なCO2排出量取引の試行の3つのプロジェクトが実施される予定。日産は他の企業等とともに仕組みづくりに積極的に参画していく。