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2017年12月12日【自動車・販売】

日本カー・オブ・ザ・イヤー、N-BOXが部門賞、佐藤琢磨が実行委員会特別賞

NEXT MOBILITY編集部

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ホンダの軽乗用車「N-BOX(エヌボックス)」が、2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー(主催:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会)「スモールモビリティ部門賞」を受賞した。

 

 

N-BOXは、2017年9月1日の発売以来、累計受注台数は8万5,000台を超え(※1)、N-BOXシリーズ(※2)として、3ヵ月連続で四輪総合販売台数第1位(※3)を獲得。新型N-BOXでは、室内空間やデザインなど前モデルの特徴を踏襲しつつも、助手席スーパースライドシートなどの新機能を備えた上で、約80kgの軽量化を実現させた。

 

また、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全車標準装備(※4)とし、JNCAP(※5)の2017年度「予防安全性能アセスメント」において最高評価となる「予防安全性能評価 ASV++」を獲得している。

 

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、N-BOXのスモールモビリティ部門賞の受賞理由について、以下のようにコメントしている。

 

「プラットフォームとパワートレーンを一新するなどで軽自動車規格の中で最大級のキャビンを確保、機能的で使い勝手のいいスペースを実現。また、走りは軽快で上質なハンドリングには安心感がある。さらに安全運転支援システムの“ホンダ センシング”を全グレードに標準装備した点も大いに評価した。」

 

この受賞に際して、ホンダ 新型N-BOX開発責任者の白土清成(しらと きよなり)は、以下のようにコメントしている。

 

「このたびは、スモールモビリティ部門賞を頂き、ありがとうございました。良い商品を創ることに留まらず、N-BOXを通じてユーザーの生活をより良くしたいという想いから、日本で一番使いやすいファミリーカーを目指してまいりました。開発に携わったすべてのチームメンバーを代表して御礼申し上げます。本当にありがとうございました」

 

 

また、今年5月に米国にて開催された第101回インディアナポリス500(インディ500)で優勝した佐藤琢磨が「実行委員会特別賞」(※6)を受賞。

 
インディ500は、F1(※7)モナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ「世界3大レース」のひとつ。そのインディ500で日本人として優勝を果たしたのは、佐藤が初となる。佐藤は2010年の第94回大会から挑戦を続け、8回目のチャレンジでの栄冠となった。

 

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、佐藤琢磨の実行委員会特別賞の受賞理由について、以下のようにコメントしている。

 

「2017年5月、世界三大レースのひとつに数えられる『インディアナポリス500マイルレース』にアンドレッティ・オートスポーツからエントリー。ダラーラDW12 Hondaを駆って、日本人初の優勝という快挙を成し遂げた。この偉業を高く評価して、日本の自動車史に大きく記録しておくべきであると判断した。」

 

受賞に際して佐藤は、以下のようにコメントしている。

 

「このたびは、実行委員会特別賞を頂き、誠にありがとうございます。この賞をレーシングドライバーが受賞するのは初めてだと聞きました。インディ500で優勝したことにより、このような賞を受賞でき、本当にうれしく思っています。今まで支えて下さった多くの方々に感謝致します。来年は飛躍の年として更なる結果を求めて頑張り続けたいと思っています。これからも応援宜しくお願い致します。」

 

※1:2017年11月末日現在。Honda調べ
※2:N-BOXシリーズ<N-BOX、N-BOX +、N-BOX SLASH>の合計 (2017年12月現在)。 Honda調べ
※3:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車協会連合会調べ(2017年9月〜11月)
※4:N-BOXのG・Honda SENSING、G・L Honda SENSING、G・EX Honda SENSING、N-BOX CustomのG・L Honda SENSING、G・EX Honda SENSINGではHonda SENSINGを装備しない仕様も選択可
※5:国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)による自動車アセスメント(Japan New Car Assessment Program)の略称
※6:日本カー・オブ・ザ・イヤー「実行委員会特別賞」は、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」とは別に、その年に特別なインパクトを与えた福祉車両、モビリティーの発展に貢献した施策/イベント、業界に貢献した功労者などに与えられる賞で、表彰対象は日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会により決定されます
※7:FIA[Fédération Internationale de l’Automobile(国際自動車連盟) ]フォーミュラ・ワン世界選手権

 

2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー選考結果:http://www.jcoty.org/result/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。