ナイルは4月6日、全国の男女1,542人を対象に行った「固定費についての意識調査」の結果を発表した。
電力の自由化や携帯各社の通信費値下げなど、ここ数年、うまく家計を節約することができる選択肢が増えてきた。家計の節約は、固定費から見直すのが良いと言われているが、実際にはどのように固定費の見直しを行っているのか。また、車関連の固定費ではどんなものを見直しているのか。
定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルでは、「家計の固定費を見直したか」また、「車関連の固定費ではどんなものを見直したのか」「見直した分はどう活用しているか」などについてインターネット調査を実施した。
今回の調査では、住居費、通信費、車関連費などの固定費については「高い」と感じている人も多く、それに伴い、「実際に見直した」あるいは「見直す予定である」という方も多いことが判明。また、実際に見直した人では、減った金額を貯蓄や他の費用に充填していることが判明した。
また、車関連費用でも、「任意保険料」の他に、「車検費用」「自動車税」「駐車場代」「自動車ローン」の見直しが行われていることが明らかになった。
【調査概要】
調査対象:全国の男女1,525人
調査期間:2021年3月5日~3月17日
調査内容:Q1. 固定費は高いと感じますか?/Q2. 固定費を見直しましたか?/もしくは見直す予定ですか?/Q3. 何の固定費を見直しましたか?/もしくは見直す予定ですか?/Q4. 車関連ではどんな費用を見直しましたか?/Q5. 固定費が減ったお金はどのように活用していますか?
【調査結果詳細】
Q1:固定費は高いと感じますか?
– 「高いと感じる」:83.4%(1,286人)
– 「高いとは感じない」:16.6%(256人)
全国の男女1,542人に、固定費は高いと感じるかどうかを聞いたところ、「高いと感じる」という回答が83.4%という結果になった。
Q2:固定費を見直しましたか?/もしくは見直す予定ですか?
– 「見直していないが、見直す予定がある」:47.5%(724人)
– 「見直していないし、見直す予定もない」:27.8%(424人)
– 「見直した」:24.7%(377人)
全国の男女1,542人に、固定費を見直したか、あるいは見直す予定があるかを聞いたところ、1,525人から有効回答があり、「見直していないが、見直す予定がある」という人が47.5%、「見直した」という人が24.7%と、合わせて70%以上の人が固定費の見直しを行っている(あるいは行う予定)ということが判明した。
Q3:何の固定費を見直しましたか?/もしくは見直す予定ですか?
– 「通信費の基本料金部分」:68.2%
– 「生命保険の保険料」:29.3%
– 「水道光熱費の基本料金部分」:26.4%
– 「住居費(住宅ローン、家賃)」:15.3%
– 「定期購入しているもの」:13.0%
– 「定期支払いしているもの」:11.9%
– 「車関連(任意保険料)」:11.4%
– 「損害保険の保険料」:10.1%
– 「小遣い」:9.8%
– 「車関連(車検費用)」:7.2%
– 「教育費」:4.4%
– 「自動車税」:4.3%
– 「駐車場代」:2.5%
– 「その他ローン」:0.2%
Q2で固定費について「見直していないが、見直す予定がある」または「見直した」と回答した1,101人に、何の固定費を見直したか(もしくは見直す予定か)を聞いたところ、携帯電話、スマートフォン、インターネットなど「通信費の基本料金部分」を見直した(見直す予定)と回答した人が最も多く、68.2%という結果になった。
続いて、「生命保険の保険料」が29.3%、「水道光熱費の基本料金部分」が26.4%、「住居費(住宅ローン、家賃)」が15.3%となっており、サプリメントや使い捨てコンタクトレンズなど「定期購入しているもの」という回答が13.0%、ジムの会費やスマートフォンアプリなど「定期支払いしているもの」という回答が11.9%という結果になった。また、住居費や車関連費用を見直した(見直す予定)という回答もあった。
Q4:車関連ではどんな費用を見直しましたか?
– 「任意保険料」:67.8%
– 「車検費用」:43.9%
– 「自動車税」:29.8%
– 「駐車場代」:17.0%
– 「自動車ローン」:10.5%
– 「その他ローン」:9.4%
Q2で実際に固定費の見直しをした377人に、車関連ではどんな費用を見直したかを確認したところ、「任意保険料」が67.8%、「車検費用」が43.9%、「自動車税」が29.8%という結果になった。なお、実際にこれらの固定費を見直したところ月額の固定費にどんな変化があったのかを聞いたところ、「任意保険料」を見直した結果、30%を超える人が、固定費が「0~1,100円減った」と回答している。
「車検費用」を見直した結果では、月額の固定費が「10,000~19,999円」減ったというがひと22%、「20,000~99,999円」減ったという人が18%という結果になり、「自動車税」を見直した結果では、月額の固定費が「20,000円以上」減ったという人が22.2%と最多。
また「駐車場代」を見直した結果では、月額の固定費が「3,000~3,999円」減ったという人が29.2%と最も多い結果になった。さらに、「自動車ローン」を見直した結果では、月額の固定費が「2,000~4,999円」減ったという回答が33.3%、「10,000~19,999円」減ったという回答が26.7%という結果になった。
Q5:固定費が減ったお金はどのように活用していますか?
– 「貯蓄」:48.7%
– 「生活費」:11.1%
– 「食費」:10.6%
– 「投資」:10.1%
– 「余暇費」:6.0%
– 「子供の教育費」:5.5%
– 「その他」:8.0%
Q2で実際に固定費の見直しをした377人に、固定費が減ったお金はどのように活用しているかを聞いたところ、「老後の貯金」「予備費としてプール」などの「貯蓄」という意見が48.7%となった。続いて、「生活費」に活用しているという人が11.1%、「食費」に活用しているという人が10.6%となっており、「投資」の10.1%の中には、「投資信託」「仮想通貨」などの意見があった。また、「その他」には、「家屋修繕費」「他の固定費にまわした」「他の消耗品費として」「新しく買った車のローン」「借金の返済」などの回答があった。