日本交通は3月2日、2021年3月1日付でイースタンエアポートモータース(以下、イースタンエアポート)の全発行済株式を取得し、運営を引き継いだことを発表した。
また、ハロー・トーキョーの営業権を譲渡譲受する認可申請を2月12日に行い、申請の認可が下り次第、運営を引き継ぐとしている。
今回の株式譲渡ならびに営業譲渡により、日本交通グループはタクシー、ハイヤー、運行管理請負を含めて全国で8,257台(業務提携会社を含む)となる。
イースタンエアポートは1961年に設立し、半世紀以上にわたり空港送迎を中心に事業を展開。ハロー・トーキョーは、ハイグレードなサービスを手軽に利用してもらうことをコンセプトに、ハイヤー・タクシーを運営してきた。
ハイヤー・タクシーはコロナ禍の中で、タクシーデリバリーサービス、個別輸送機関としての帰国者の送迎、コロナ患者や医療従事者の送迎、妊婦さん向けサービス「陣痛タクシー」、子どもの送迎サービス「キッズタクシー」、高齢者・体の不自由な方向けサービス「サポートタクシー」など、社会の移動インフラとしての重要性が増している。
また現在、ハイヤー・タクシーの社会貢献性、接客業としての魅力、優れたワークライフバランス等に注目が集まり、新卒者の乗務員採用が拡大。若い世代がホスピタリティを発揮し活躍できる場としての拡充も求められている。
日本交通では、今回の株式譲渡、営業譲渡を通じ、これまで各社で培われた信頼と実績を融合することで、移動に更なる付加価値を追究し、顧客満足度の向上に努め、社会に欠かせないモビリティとしての事業の進化を目指すとしている。
■会社の概要
– イースタンエアポートモータース株式会社
・本店所在地:東京都大田区羽田旭町1番3号
・事業内容:ハイヤー事業他
・車両台数:ハイヤー95台
– 株式会社ハロー・トーキョー
・本店所在地:東京都江東区枝川2-18-5
・事業内容:ハイヤー・タクシー事業他
・車両台数:タクシー 111台、ハイヤー 11台(枝川)、タクシー 5台、ハイヤー 5台(成田)