浙江吉利控股集団傘下のボルボ・カーズは8月24日、自社ブランドのミニバンセグメントに於いて、世界初となるフル電動プレミアムMPVの〝Volvo EM90〟を、来たる11月12日にワールドプレミアすると発表。併せて同車のティザー写真と映像を公開した。( 坂上 賢治 )
それによるとエクステリアは、丸みを帯びた短いフロントノーズに大型のウインドウスクリーンが組み合わたもので、ボディ側面では前後のドアハンドルが連結されている構造である。このためスライド式リアドアを備えていることが見て取れる。またリア・セクションでは、特徴的なトールハンマー形状のテールライトも確認できる。
対してインテリアは、ルーフ後部(後席2列目と3列目)の大型ガラスルーフ上から車室内が伺えるのだが、どうやら後席の2列目と3列目のシートは、セパレートタイプの回転式のようだ。
また2列目席と3列目席の中央に配置されたテーブル上には、ステーショナリーや調度品、PCなどが置かれており、キャビン全体が居間のような空間デザインであることが分かる。
リリースよるとその車室について、「あなたがあなたらしくいられる、感動的な空間を想像してみてください。愛する人たちとつながり、創作したり、リラックスしたり、仕事をしたり、ただ考えたりできる場所です。
そこはスカンジナビアのリビングルームのように、車内で過ごす時間を最大限に活用できるように設計されています。
新しいEM90 は、AからBへの移動を可能にするだけでなく、あなたの生活に余裕を生み出します」と綴られている。なお中国では、プレミア公開された同日より予約受付が行われるという。