トヨタ自動車と、トヨタ車のサブスクリプションサービスである“KINTO(※1)”を運営するKINTO(以下、キント社)は、6月7日、最新のソフトウェアを一人ひとりに合わせて反映させていく新商品「GRヤリス“モリゾウセレクション”」の取扱いを、KINTO限定で開始したと発表した。
両者は、これにより、クルマを取り巻く技術革新が急速に進む中、クルマの進化をユーザーにタイムリーに届ける「人に寄り添って進化するクルマ」に挑戦するとしている。
GRヤリス“モリゾウセレクション”の月額利用料(ボーナス併用払い有/税込)は、3年契約・月額54,340円(税込)から。
トヨタでは近年、ルーキーレーシング(ROOKIE Racing/※2)と連携し、社長である豊田章男氏がドライバー・モリゾウとして、国内屈指の耐久レースであるスーパー耐久シリーズにGRヤリスで参戦するなど、自動車開発のスピードを加速。そこで得られるドライバーの走行データ等の様々なフィードバックを解析・対策し、アップデートを繰り返して行い、更にその進化を各ドライバーがコントロールしやすいようにパーソナライズしてきた。
一方、KINTOは、「所有」から「利活用」へのニーズの変化に合せて、「もっと気楽に楽しくクルマと付き合ってもらいたい」という豊田章男氏の想いから始まり、契約後も付加価値を継続的に提供するという特徴を持っている。
そこでキント社は今回、これらルーキーレーシングがレースで実践する「アップデート/パーソナライズ」と、「KINTO」の組み合わせが最適であると考え、クルマを届けた後にも、最新のソフトウェアを反映し進化させていくことに挑戦することとしたと云う。
[進化するクルマについて]
① タイムリーなアップデート(来年春以降)
・技術革新にあわせて最新のソフトウェアを反映し、クルマの「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能を最適化。
・GRガレージ各店舗(一部除く)にて提供。
・具体的なメニューは、来年春頃公開予定。
・費用はKINTOの月額利用料に含む(一部有料メニューあり)。
② パーソナライズ(検討中)
・ユーザーの走行データを基に、一人ひとりに合わせてソフトウェアをカスタマイズ。「人」に寄り添ったクルマの進化を将来的に目指す。
トヨタとキント社は、一人ひとりに合わせてクルマを進化させていくことで、ユーザーがそのクルマをより楽しめるサービスの提供を目指し、今後、より多くの人に利用されるよう、KINTOでの「人に寄り添って進化するクルマ」のラインアップ拡充など、取り組みを加速させていくとしている。
※1:自動車保険や自動車税など、クルマにかかる諸経費が月額利用料に含まれるクルマのサブスクリプションサービス「KINTO ONE」をはじめ、多様なモビリティサービスを利用できるWEBサイト「モビリティマーケット<https://kinto-jp.com/>」を展開。
※2:マスタードライバー、レーサー、ラリースト、評価ドライバー、ジェントルマンなど、多種多様なドライバーが乗り、様々な目線の“技”と“心”で「もっといいクルマづくり」と「人材育成」を行うプライベーターチーム。トヨタは「ROOKIE Racingからフィードバックを受け、車両開発に生かす」業務委託の関係。
GRヤリス“モリゾウセレクション”について
GRヤリス“モリゾウセレクション”(車名:GRヤリス 特別仕様車 RZ“High performance・モリゾウセレクション”)には、RZ“High performance”をベースに、モリゾウやルーキーレーシングにちなんだデザインが、随所に盛り込まれている。
<特別装備>
・ウィンドシールドガラスにモリゾウサイン。
・シートステッチ、コイルスプリング、ショックアブソーバーへROOKIE Racingにちなんだ配色を採用。
・ホイールオーナメント、ドアスイッチベースにROOKIE Racingロゴを挿入。
・カラーバリエーションは、プラチナホワイトパールマイカ・エモーショナルレッドⅡ・プレシャスブラックパールの3色を用意。
[月額利用料(税込)]
KINTOで、3年契約・月額54,340円(税込)から。
※表内は、ディスプレイオーディオ(スマホ連携)パッケージ、追加オプション選択無しの場合の料金。
■GRヤリス“モリゾウセレクション”:https://kinto-jp.com/kinto_one/morizo/gryaris/