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2025年2月5日【新型車】

TGR、進化型・日本仕様の「GRカローラ」を発売

坂上 賢治

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TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は2月4日、モータースポーツ参戦からの学びを生かし進化させてきたGRカローラを、同日より全国のトヨタ車両販売店にて注文を受け付け、3月3日に発売する。なお当該モデルは、2024年8月2日に米国で発表した進化型GRカローラの日本仕様車となる。

 

 

進化型GRカローラ日本仕様車のみに採用した主な進化内容は以下の通り

 

SPORT Packageを設定:よりスポーティで上質感のある内装にこだわったSPORT Packageをメーカーパッケージオプション設定した。

 

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GR-DAT(8AT・4WD) 

– シート:
専用セミバケットシート(スライド&リクライニング/GRマーク付)

 

– ステアリングホイール:
ウルトラスエード®*1巻き3本スポークステアリングホイール(鋳物ブラック塗装/GRエンブレム・センターマーカー付)

 

– シフトノブ:
ウルトラスエード®巻きシフトノブ(アルマイトレッド加飾リング)
シフトレバーブーツ(ウルトラスエード®/レッドステッチ付)

 

– パーキングブレーキ:
手動パーキングブレーキ(ウルトラスエード®巻きグリップ)
パーキングブレーキブーツ(ウルトラスエード®/ステッチ付)

 

– シートベルト:
ELR付3点式レッドシートベルト(プリテンショナー&フォースリミッター機構付[フロント])

 

– その他:鋳物ブラック加飾
(メータークラスター、サイドレジスター、ディスプレイオーディオサイド、センタークラスター、シフトベゼル、ドアトリムガーニッシュ、ドアスイッチベース、シートオーナメント)

 

– 価格:253,000円(消費税込み)

 

 

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6MT(4WD)

– シート:専用セミバケットシート(スライド&リクライニング/GRマーク付)

– ステアリングホイール:ウルトラスエード®*1巻き3本スポークステアリングホイール(鋳物ブラック塗装/GRエンブレム・センターマーカー付)

– シフトノブ:ウルトラスエード®巻きシフトノブ(アルマイトレッド加飾リング/GRロゴ付)
シフトレバーブーツ(ウルトラスエード®/レッドステッチ付)

– パーキングブレーキ:手動パーキングブレーキ(ウルトラスエード®巻きグリップ)
パーキングブレーキブーツ(ウルトラスエード®/ステッチ付)

 

– シートベルト:ELR付3点式レッドシートベルト(プリテンショナー&フォースリミッター機構付[フロント])

 

– その他:鋳物ブラック加飾
(メータークラスター、サイドレジスター、ディスプレイオーディオサイド、センタークラスター、シフトベゼル、ドアトリムガーニッシュ、ドアスイッチベース、シートオーナメント)

 

– 価格:253,000円(消費税込み)

 

 

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公道では味わえない躍動感を得られる「サーキットモード」を設定
サーキットモードは、国内のサービス対象サーキット・施設においてアンチラグ制御の追加やスピードリミッター上限速度の引き上げなど、クルマのポテンシャルを引き出す機能が有効となるサービスです。GPSによる位置判定および専用アプリ上での操作により、シフトタイミングやエンジン回転数を直感的に示す専用メーター表示に切り替わり、サーキットモードが利用可能となる。

 

 

主なサーキットモード機能一覧
アンチラグ:特定エンジン回転数領域において加速→減速→再加速のときの加速性能向上のため、ターボラグを低減する制御。強度レベルを無/弱/中/強から選択可能

 

スピードリミッター:上限車速を引き上げ

 

クーリングファン:ファン出力を最大化し、エンジン水温の冷却を促進

 

シフトタイミングインジケーター:アプリで設定したシフトタイミング回転数(4,000~7,000rpmの範囲)に基づき、シフトインジケーターをメーターに表示、最適なシフトタイミングを視覚的に伝達・サポート
表示方法は、一般的なタコメーター同様にギア比に連動した方式と、事前に設定したシフトタイミングまでの秒数*2に基づいて表示させるタイムカウント方式を選択可能

 

シフトタイミングインジケーター(タイムカウント方式)

【緑点灯 : 認知】インジケーター点灯速度によりリズムを図る
【赤点灯 : 判断】シフト準備

 

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進化型GRカローラの進化点を体感いただけるアップグレード用の部品セットをご提案
既にGRカローラを購入済の対象者にも、進化型GRカローラの部品を購入・装着することで、今回の進化の一部を体感できる。今回は、それらの部品を装着する上で最適な車両バランスとなる組み合わせ、および変化を体感し易い装着順を提案していく。

 

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アップグレードSTEP(1)締結剛性向上ボルトセット
クルマとの一体感のさらなる進化
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対象部位:ステアリングコラム×インストルメントパネルリインフォースメント

 

交換部品:溝付きワッシャーボルト(ワッシャー径20→22、頭径14→17mm)
効果:直進安定性の向上 ステアリング操作に対するダイレクト感の向上
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対象部品:リヤショックアブソーバー×ボディ

 

交換部品:厚板フランジボルト(フランジ厚み:2.1→3.1mm)
効果:ステアリング操作に対するリヤのグリップ感を向上
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発売時期:2025年夏頃を予定
販売 :全国の販売店およびトヨタモビリティパーツ
価格 :未定

 

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アップグレードSTEP(2)旋回性能向上サスペンションセット
コーナーでさらなる速さと安定性を発揮する旋回性能を実現
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対象部品:ロアアーム×ロアボールジョイント

 

交換部品:リブ付きフランジボルト
効果:ステアリング操作に対する応答性向上
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対象部品:リバウンドスプリング付きフロント・リヤショックアブソーバー

 

交換部品:リバウンドスプリング付きリヤショックアブソーバー
効果:旋回中の車両安定性向上
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対象部品:リヤスタビライザー

 

交換部品:リヤスタビライザー外径変更(24→23)
効果:車両のコントロール性を向上
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対象部品:リヤコイルスプリング

 

交換部品:リヤコイルスプリング 2段特性ピッチ バネ特性変更
効果:車両のコントロール性を向上
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発売時期:2025年夏頃を予定
販売:全国の販売店およびトヨタモビリティパーツ
価格:未定

 

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メーカー希望小売価格(消費税込み、単位 : 円)
グレードRZ GR-DAT(8AT):¥5,980,000−
グレードRZ 6MT(4WD) :¥5,680,000−

※なお、TGRは、2025年2月7~9日の3日間、インテックス大阪(大阪市)で開催される大阪オートメッセ2025に出展し、進化型GRカローラ RZ(日本仕様車)を展示する。

 

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主要諸元
RZ GR-DAT(8AT・4WD)
全長(mm) :4,410
全幅(mm) :1,850
全高(mm) :1,480
ホイールベース(mm) :2,640
トレッド(フロント・リヤ)(mm) :1,590/1,620
乗車定員 :5
車両重量(kg): 1,500*4
エンジン :直列3気筒インタークーラーターボ
型式 :G16E-GTS
内径×行程(mm) :87.5×89.7
総排気量(L) :1.618
最高出力(kW[PS]/rpm) :224[304]/6,500
最大トルク(Nm[kgf-m]/rpm) :400[40.8]/3,250~4,600
WLTCモード燃費(km/L): 10.8トランスミッション GR-DAT(8速オートマチックトランスミッション)
第1速/第2速/第3速/第4速/第5速/第6速/第7速/第8速/後退:
4.435/2.809/1.933/1.497/1.266/1.000/0.793/0.650/3.590
減速比(フロント・リヤ) :3.329/2.277
駆動方式 :スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式)
差動装置 :
フロント :トルセン®LSD*5
リヤ :トルセン®LSD*5
サスペンション
フロント :マクファーソンストラット式
リヤ :ダブルウィッシュボーン式
ブレーキ
フロント :ベンチレーテッドディスク(18インチアルミ対向4ポットキャリパー)
リヤ :ベンチレーテッドディスク(16インチアルミ対向2ポットキャリパー)
ホイール :BBS製8.5Jインセット30mm鍛造アルミホイール(メタルスターチタンブラック塗装/センターオーナメント付)
タイヤ(フロント・リヤ) :235/40R18(YOKOHAMA ADVAN APEX V601)
燃料タンク容量(L): 50

*1 ウルトラスエード®は東レ株式会社の登録商標
*2 アクセル全開加速時でシフトタイミングに到達するまでの秒数。アプリで1.0秒、1.5秒、2.0秒、3.0秒から選択可能
*3 すでに販売されているGRカローラに適応する進化型GRカローラの部品は一部であり、すべてではない
*4 サブラジエーターを装着した場合、10kg増加する
*5 トルセン®は株式会社ジェイテクトの登録商標

 

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主要諸元
RZ GR-DAT6MT(4WD)
全長(mm) :4,410
全幅(mm) :1,850
全高(mm) :1,480
ホイールベース(mm) :2,640
トレッド(フロント・リヤ)(mm) :1,590/1,620
乗車定員 :5
車両重量(kg) :1,480*4
エンジン :直列3気筒インタークーラーターボ
型式 :G16E-GTS
内径×行程(mm) :87.5×89.7
総排気量(L) 1.618
最高出力(kW[PS]/rpm) :224[304]/6,500
最大トルク(Nm[kgf-m]/rpm) :400[40.8]/3,250~4,600
WLTCモード燃費(km/L):12.4
トランスミッション:iMT(6速マニュアルトランスミッション)
第1速/第2速/第3速/第4速/第5速/第6速/第7速/第8速/後退:
3.538/2.238/1.535/1.162/1.081/0.902/-/-/3.831
減速比(フロント・リヤ):
第1速~第4速 : 4.058 第5速~第6速、後退 : 3.450/2.277
駆動方式 :スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式)
差動装置
フロント :トルセン®LSD*5
リヤ :トルセン®LSD*5
サスペンション
フロント :マクファーソンストラット式
リヤ :ダブルウィッシュボーン式
ブレーキ
フロント :ベンチレーテッドディスク(18インチアルミ対向4ポットキャリパー)
リヤ :ベンチレーテッドディスク(16インチアルミ対向2ポットキャリパー)
ホイール :BBS製8.5Jインセット30mm鍛造アルミホイール(メタルスターチタンブラック塗装/センターオーナメント付)
タイヤ(フロント・リヤ) :235/40R18(YOKOHAMA ADVAN APEX V601)
燃料タンク容量(L): 50

*1 ウルトラスエード®は東レ株式会社の登録商標
*2 アクセル全開加速時でシフトタイミングに到達するまでの秒数。アプリで1.0秒、1.5秒、2.0秒、3.0秒から選択可能
*3 すでに販売されているGRカローラに適応する進化型GRカローラの部品は一部であり、すべてではない
*4 サブラジエーターを装着した場合、10kg増加する
*5 トルセン®は株式会社ジェイテクトの登録商標

 

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GRカローラ TOP
https://toyota.jp/grcorolla/

 

GRカローラ(TOYOTA GAZOO Racing)
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/corolla/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。