スバル(SUBARU)は5月11日、トヨタ自動車と共同開発を進めているCセグメントクラスSUVモデルの電気自動車(Electric Vehicle:EV)の名称を「SOLTERRA(ソルテラ)」に決定したと発表した。
ソルテラは、EV専用プラットフォームの「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM(イースバル・グローバル・プラットフォーム)」を採用する初のスバル車。アセント(*)、アウトバック、フォレスター、SUBARU XVからなるSUVラインアップに加わる新たな選択肢として、日本、米国・カナダ、欧州、中国等で、来年年央までに発売される予定。
スバルとトヨタが共同開発した「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM」は、フロント・センター・リヤなど数種類のモジュールやユニットを組み合わせることで、様々なバリエーションのEVを効率的に展開することを可能にするプラットフォーム。両社は、全く新しいEV専用プラットフォームを作り上げるにあたり、知見を持ち寄って、従来よりスバルがこだわってきた高い衝突安全性や優れた操縦安定性を、EVでも実現することを目指した。
両社はまた、ソルテラの開発において、プラットフォームだけではなく、スバルのAWD技術やトヨタの電動化技術を活用するなど、商品企画、設計、性能評価に亘って協力、EVならではの魅力を追求してきたと云う。
「SOLTERRA」は、ラテン語で「太陽」を意味する「SOL(ソル)」と、「大地」を意味する「TERRA(テラ)」を組み合わせた造語。優れた操縦安定性や高い走破性を誇るAWD性能を備え、「安心と愉しさ」を提供するスバルらしいこのクルマで、自然をもっと愉しんでもらいたいといった想いや、自然との共生をより一層深めていきたいという想いが込められていると云う。
*スバルが北米を中心とした海外市場で販売する3列SUVモデル。