2輪車向け自動車高調整サスペンション
なお、ブースでは、2輪車向けの新しい電子制御式サスペンションの数々も展示されたが、中でも注目だったのが「SHOWA EERA® HEIGHTFLEX®(ショーワ・イーラ・ハイトフレックス)」。
これは、2輪車の電子制御式リアサスペンションで、セルフポンピング機能と、オイルの供給量を制御する電子制御式油圧バルブを組み合わせた、世界初の電子制御式車高調整技術を採用したものだ。
2018年のEICMA(ミラノモーターサイクルショー)で初披露され、日本では今回初公開の当システムは、車両停車直前になると自動的に車高が下がり、足着き性が向上。
発進後は車高が上がり、走行中の車両姿勢はライダーの体重や積載量にかかわらず自動的に最適化されるというもの。
また、車高だけでなく、走行中にはサスペンションの減衰力も自動で調整されるため、走行安定性や高い運動性能なども実現することが可能だ。
加えて、このシステムでは車高調整などにモーターを使わないため、軽量・小型化や省電力化、低コスト化や高い耐久性なども実現する。
同社では、このシステムについて今後も開発を進め、2022年を目途に商品化していく方針だ。
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