日産自動車と三菱自動車工業は8月27日、両社共同プロジェクトとしてNMKV(※1)にて企画・開発を進める新型の軽クラスの電気自動車(EV)を、2022年度初頭に国内発売すると発表した。
新型の軽EVは、総電力量20kWhの駆動用バッテリーを搭載。全長3395㎜、全幅1475㎜、全高1655㎜(日産)/1670mm(三菱自)と、取り回しに優れ、運転支援技術をはじめとする、様々な先進技術を搭載。さらに、蓄えた電力をV2H(Vehicle to Home)機器を介して家庭へ供給するなど、非常用電源としての活用も可能。実質購入価格は約200万円(※2)からとなる見込み。
“軽”の概念を覆すEVならではの力強い加速、滑らかな走り、そして高い静粛性を兼ね備えたモデルになると云う。
三菱自動車は、2009年6月に世界初となる量産型・軽EV「アイ・ミーブ(i-MiEV)」を発売し、その後、軽商用EVの「ミニキャブ・ミーブ」「ミニキャブ・ミーブ トラック」をラインアップするなど、早くから環境負荷低減のための活動を実施。
今後も、「環境ターゲット2030(※3)」で担げる、2030年までに新車のCO2排出量40%削減という目標達成に向けて取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
一方、日産は、ゼロ・エミッション車のパイオニアとして、これまでに全世界で50万台以上、国内で15万台以上のEV「日産リーフ」を販売し、また環境負荷低減や災害対策などの課題解決のための日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動を推進。
2030年代早期より、主要市場で投入する新型車をすべて電気自動車(EV)などの電動車両とすることを目指し、引き続き、電動化技術の開発、電動化モデルのラインアップ拡充に向け取り組んでいくとしている。
※1:軽自動車の商品企画やプロジェクトマネジメント等を行う、日産自動車と三菱自動車の合弁会社。
※2:車両本体価格から補助金額(今年度と同額と想定)を差し引いた購入額。リサイクル料金、保険料、消費税以外の税金、届出等に伴う諸費用は含まれない。
※3:(参考)三菱自動車の環境への想いを込めた動画「自然と併走して、未来へ。」:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/carlife/evphev/
*仕様は2021年8月時点のものであり、今後変更となる場合がある。
■NMKV:https://nmkv.com/