三菱自動車工業は8月30日、フィリピンで現地生産しているコンパクトセダン「ミラージュG4(*)」のデザインを一新し、8月28日に同国で発売したと発表した。
ミラージュG4は、コンパクトハッチバック「ミラージュ」の派生車として2013年に発売された、1.2Lエンジンを搭載する4ドア5人乗りのコンパクトセダン。
フィリピン政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けて、同国の生産・販売会社である「ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(Mitsubishi Motors Philippines Corporation/以下、MMPC)」が、2017年から生産しており(他地域名:アトラージュ)、世界累計販売台数は約37万台(2021年7月末時点)。フィリピンでの累計販売台数は、タイからの輸入を合わせて約9万2千台に達していると云う。
今回の大幅改良では、デザインを一新。三菱自動車のフロントデザインコンセプトである“ダイナミックシールド”を採用し、シャープでダイナミックなエクステリアを実現したほか、7インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を採用するなど、利便性も高めた。
ミラージュG4の改良について、三菱自動車の加藤隆雄氏は、以下のように話している。
「今回の『ミラージュG4』は、これまでの使い勝手の良さを保ちながら、より安定感のある、アグレッシブで力強い外観としています。また、これまで『ミラージュG4』はサンタローザ市におけるMMPCの工場と、自動車部品サプライヤーを通じて雇用機会を生み出し、フィリピン経済にも貢献してきました。2022年モデルの投入によって現地生産を強化し、フィリピン市場にさらにコミットしていきます」。
*一部の国・地域では「アトラージュ」として販売。
■Mitsubishi Motors Philippines Corporation:https://www.mitsubishi-motors.com.ph/