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2021年1月7日【新型車】

メルセデス・ベンツ日本、GLCにPHEV四駆モデル追加

NEXT MOBILITY編集部

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メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUV「GLC」に、EQ POWER(プラグインハイブリッド)四輪駆動モデルの「GLC 350 e 4MATIC」を追加し、1月7日から全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて予約注文を受付ける(納車は4月以降を予定)。メーカー希望小売価格(参考/税込み)は899万円。

メルセデス・ベンツ・ロゴ

GLCは、メルセデス・ベンツのベストセラーモデル「Cクラス」と同等の安全・快適装備を備え、SUVならではの高いアイポイント、同セグメントでは低い重心による乗用車のような乗り心地と、取り回しの良さを合わせ持つプレミアムミドルサイズSUV。2019年10月登場の新型GLCでは、内外装 デザインを一新し、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを採用した。

 

今回追加される「GLC 350 e 4MATIC」は、最高出力211PS(155kW)、最大トルク350 N・mを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用。

 

先代よりリチウムイオンバッテリーの蓄電容量を13.5kWhに増やしてモーターアシストを向上し、システム総合の最高出力を320PS(235kW)、最大トルクを700N・mとし、時速130kmまではモーターのみでの走行が可能。また、電気モーターのみで走行可能な航続距離46.8km(*1)を達成している。

 

*1: 等価EVレンジ(EV走行換算距離)。

 

 

[GLC 350 e 4MATICの特徴]

 

13.5kWhのリチウムイオン電池搭載

 

ダイムラー社の完全子会社「Deutsche ACCUMOTIVE」が生産する複数モデル搭載を前提とした汎用性が高い13.5kWhの小型リチウムイオンバッテリーを搭載。

 

インテリジェントアクセルペダル

 

EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑える「プレッシャポイント機能」を装備。

 

6.0kW(*2)の充器対応

 

6.0kW(30A)対応の交流普通充電器本体を無償提供するほか、設置にかかる費用負担軽減のため10万円のサポートを実施(*3)し、短時間充電によるユーザーの利便性を向上(*4)。

 

*2:日本での使用で想定される 200V・30A 充電の場合。
*3:同サポートは充電用ウォールユニット無償提供を希望者が対象。また設置には10万円以上の工事費用が掛かる場合がある。なお、同キャンペーンは予告無く終了する場合がある。

*4: 充電設備側が200V・30Aでの充電に対応していない場合は、充電時間は短縮されない。

 

充電サービス「Mercedes me Charge」

 

充電サービス「Mercedes me Charge」に、普通充電器(AC)が定額で利用できる「Mercedes me Charge AC(*6)」を新たに導入。月額基本料金3,000円(税込)で、全国にあるNCS(合同会社日本充電サービス)加盟の普通充電器(AC)を無料で利用できる。

 

*6:MBUXを搭載したプラグインハイブリッドモデルのみ、加入可能。利用には登録が必要。

 

MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)

 

「ハイ、メルセデス(Hi, Mercedes) 」をキーワードに起動し、多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応する新型の自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載。

 

最新世代の安全運転支援システム

 

「Cクラス」や「Sクラス」と同等の、最新世代の運転支援システムシステムを「GLC 350 e 4MATIC」全てのモデルに標準装備。さらなる機能強化として採用された「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」では、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、車速10km/h以内であれば自動ブレーキが作動(*7)。対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行われる。

 

*7:センターライン(実線、破線、白色、黄色いずれでも可)のある道路で、ドライバーによる進路変更の意思表示があり(ウインカー操作)、かつ車線境界を越えずに車両を停止させることが可能な場合。

 

 

なお、「GLC 350 e 4MATIC」には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。メルセデス・ケア期間中には、希望のモデルを3回無料で利用できる週末貸出サービス「シェアカー・プラス」も利用可能。

 

また、新車登録日から6年間または総走行距離10万km到達時のいずれかまでバッテリーを無償で交換または修理する特別保証に加え、メルセデス・ケア終了後も引き続き2年間、一般保証修理、定期メンテナンスや24時間ツーリングサポートが利用できる有償のサービスプログラム「メンテナンス&保証プラス(*9)」も用意されている。

 

*9:メンテナンスサービスは総走行距離75,000kmまでで終了。

 

 

[メーカー希望小売価格] (消費税込み)

 

<モデル、ステアリング、エンジン、メーカー希望小売価格(*8/括弧内は消費税抜き車両本体価格)>

– GLC 350 e 4MATIC、右、2.0L 直4直噴ターボ+プラグインハイブリッド、¥8,990,000 (¥8,172,728)

 

*8:上記価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用が含まれない車両本体価格。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要。メーカー希望小売価格は参考価格。価格は販売店が独自に定められているため、詳しくは各販売店に問い合わせすること。

 

 

■(メルセデス・ベンツ日本)GLC:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/glc/glc-suv/explore/model-year-update-x253.module.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。