欧州時間の4月5日、北欧スウェーデン・アリエプローグのヒョンデ自動車試験場に於ける「IONIQ 5 N」の冬季極寒テスト風景を初披露した。
北極圏に隣接している同社のアリエプローグ自動車試験場は、グリップ係数の低い氷結路面や、-30°C環境での極限走行など、自動車メーカーとして過酷な冬季テストを行うため必要な要素を全て備えている。
当地でヒョンデのエンジニアは、最新型の試作車やプロトタイプを低摩擦条件下でテスト。「IONIQ 5 N」については応答性に優れたEV専用プラットフォームE-GMP (Electrified-Global Modular Platform)の開発に取り組んでいる。
ヒョンデ自動車でモータースポーツ部門を率い、BEV開発の責任者も担うティル・ワルテンベルグ副社長は、「ニュルブルクリンクで走りを磨いたIONIQ 5 Nは、アリエプローグの氷結路に於いても最高のパフォーマンスを発揮出来ている事を保証します」と話す。
同社の全輪駆動(AWD)車の歴史は、2015年の世界ラリー選手権(WRC)への参戦に始まり、8年間のWRCへの参戦を通して2度の世界チャンピオンを含む栄誉を獲得。その技術はIONIQ 5 N専用に開発されたe-LSDにも活かされているという。
ヒョンデは、このIONIQ 5 Nの冬季テストの模様を「IONIQ 5 N Teaser – Episode 1」として公開この同動画にはWRCカーとIONIQ 5 Nのドリフト対決が描かれている。