ホンダは4月19日(現地時間)、中国上海で開催中の2021年上海モーターショー(Auto Shanghai 2021/*1)で、中国初となるホンダブランドの電気自動車(EV)のプロトタイプモデル「Honda SUV e:prototype(イー・プロトタイプ)」を世界初公開した。
ホンダはまた、中国において、今後5年以内にホンダブランドのEVを10機種投入することを宣言。その第1弾として、このEVプロトタイプをベースとする量産モデルを、来年春(予定)に発売すること、さらに、「2050年にカーボンニュートラルを実現する」という目標達成に向け、商品だけではなく、電動社会をより広い視野でとらえ、数々の総合的な戦略を展開していくと発表した。
ホンダの四輪ブースでは、他にも、広汽ホンダ初(※1)となるプラグインハイブリッド(PHEV)搭載モデルの「BREEZE PHEV」をはじめ、ハイブリッド車(HV)やPHEV、EVによる電動車総合ラインアップを出展。
さらに、今年3月に中国で発表した「第3世代Honda CONNECT」や、次世代の安全運転支援システム「全方位ADAS(※2)」の技術訴求ブースでは、毎日の移動における安全・快適に貢献する新たな技術が体験できる。
※正式名称:第19回上海国際自動車工業展覧会。プレスデー:4月19日~20日 トレードデー:4月21日~23日 一般公開日:4月24日~28日。
[主な出展物]
■Honda SUV e:prototype
ホンダのダイナミクス技術をベースに、力強くスムーズな加速性能を追求して「操る喜び」に溢れる走行性能を実現。また、未来感のあるデザインに加えて、高度な音声識別インターフェースをベースに、「日常とのつながり」・「スマートフォン連携」・「OTAアップデート(※3)」などの先進機能を備えた第3世代Honda CONNECTにより、新鮮でFUNに溢れるモビリティ価値を提供する。
■BREEZE PHEV
独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、EVのようなフィールやトルクフルな走りを日常走行のほぼ全領域で実現。長距離走行においても電欠不安のない、EVとHVの強みを融合したPHEV搭載の新モデル。広汽ホンダ初となるPHEVとして、今年の後半に中国での発売を予定。
■第3世代Honda CONNECT
2021年後半に中国で発表する新商品から適用開始となる、移動と暮らしをシームレスに繋げ、日常の移動に新価値をもたらすコネクテッドサービス。
高度な音声認識能力を備えたAI搭載パーソナルアシスタントをベースに、運転中のスマート家電の操作やオンラインショッピング、デジタルキーなどスマートフォンとの連携による車両操作、OTAによるアップデート等、先進価値溢れる機能を実現した。他にも、最新のナビゲーションやエンターテイメント機能により、新しいスマートモビリティ体験を提供する。
※1:広汽ホンダのホンダブランドモデルとして、初のプラグインハイブリッド搭載車。
※2:Advanced Driver Assistance System(先進運転支援システム)。
※3:Over The Airアップデート:無線通信を介したソフトウェアアップデート。
■Auto Shanghai 2021(英語):https://www.autoshanghai.org/?lang=en