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2024年10月4日【新型車】

シトロエンの定番車、新型ベルランゴが刷新・発売へ

坂上 賢治

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ステランティスジャパンは10月4日、シトロエン(Citroën)のMPV(Multi-Purpose Vehicle=マルチ・パーパス・ビークル)の「Berlingo(ベルランゴ)」と「Berlingo Long(ベルランゴ ロング)」の最新モデルを同日より全国のシトロエン正規ディーラーで発売する。メーカー希望小売価格は「Berlingo」が4,390,000円(税込)、「Berlingo Long」は4,570,000円(税込)。

 

 

「Berlingo」は、2020 年の日本導入以来、1万台以上を販売しシトロエンの顔としての役割を担ってきた。親しみやすいデザイン、充実した収納力、優れたシャシーがもたらす安定した走行性能により、ファミリーをはじめ多くのファンに支持されている。

 

今回、刷新された新型「Berlingo」は、日本で初めて新世代のブランドロゴを導入。新しいフロントフェイスなど随所にブラッシュアップを施した。そのエクステリアは、2022年のパリモーターショーで発表した「Oli concept(オリ コンセプト)」の流れを汲む次世代シトロエンデザインが随所に採用されている。

 

 

例えばフロント部では、シトロエン創業時のロゴをオマージュした新型ロゴをセンターに配し、中央から波紋のように広がるブラックの模様が、見る人の視線を3枚のパーツで構成されたフロントライトへと誘う。

 

ボディサイドは、ドアに配したサイドエアバンプとカラーアクセントが、ドア周りの表情を引き締めると共に車体を保護かする役割も担う。ボディカラーは、新色の「ブルー キアマ」および「グリーン シルカ」に、「ブラン イシ」を加えた3色展開となっている。

 

インテリア空間はブラック色で統一され、ダッシュボードはグレー色のドアハンドル周りを組み合わせて落ち着いた印象に仕上げられた。インストルメントパネル中央のタッチスクリーンは、従来の8インチから10インチにサイズアップ。

 

 

インフォテイメントシステムも刷新され、オーナー自身で車両のソフトウェアアップデートが可能。またCarPlay/Android Autoに対応したType-C のUSBコネクタが、快適なドライブをアシストする。

メータークラスターは、従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更された。デジタル仕様のためメーター内の表示をドライバーの好みに設定することできる。

 

ステアリングホイールは2スポークタイプに変更。ステアリングの形状をわずかに楕円形状にすることで操作性の向上を図った。さらにステアリングヒーターを装備して冬季の快適性を高めている。

 

 

5人乗りモデルは、車内に解放感をもたらすガラスルーフと多機能ルーフストレージをひとつにした「Modutop®(モジュトップ)」を従来モデルに引き続いて採用。室内空間には20カ所以上の豊富な収納スペースを備える。最大ラゲッジ容量は最大2,126ℓ、2,700mm。

 

<ブルー キアマ> <グリーン シルカ><ブラン イシ>

 

7人乗りモデルでは、2列目シートを畳んだ際の最大ラゲッジ容量が2,693ℓと荷室の容量を最大化した。更に助手席を畳むことで、サーフボードなどの長尺物が積載可能な3,060mmのスペースを活用できる。また5人乗り、7人乗りモデル共にリアオープニングガラスハッチは、リアゲートを開けずとも、トランクの荷物を出し入れする機能を有している。

 

<ブルー キアマ> <グリーン シルカ><ブラン イシ>

 

運転支援機能では、ミリ波レーダーの追加により、アクティブクルーズコントロールの性能が向上し、停止後3秒以内の再発進が可能となった。右寄りや左寄りなどドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストも新たに追加。ロングドライブに於けるドライバーの負担軽減を実現した。またこの際、クルーズコントロール&スピードリミッターのスイッチを従来のステアリングコラムからステアリング上に変更したことで、より直感的な操作を可能にした。

 

なお新型モデルの発売を記念し、「Berlingo MAX XTR Launch edition BlueHDi(ベルランゴ マックス エックスティーアール ローンチエディション ブルーエイチディーアイ)」も同時発売される。メーカー希望小売価格は、4,572,500円(税込)。ボディーカラーは「ブルー キアマ」を設定した。

 

 

「Berlingo MAX XTR Launch edition BlueHDi」専用装備は以下の通り
– アドバンスドコンフォートシート(フロント)
– 17インチホイール
– フロント/リアスキッドプレート
– 専用カラーダッシュボード
– 専用エアバンプカラーアクセント
– XTRバッジ

 

モデル名:Berlingo MAX BlueHDi
パワートレイン:ターボチャージャー付1.5L直列4気筒ディーゼルエンジン+8AT
希望小売価格(税込):¥4,390,000-

 

モデル名:Berlingo MAX XTR Launch edition BlueHDi
パワートレイン:ターボチャージャー付1.5L直列4気筒ディーゼルエンジン+8AT
希望小売価格(税込):¥4,572,500-

 

モデル名:Berlingo long MAX BlueHDi
パワートレイン:ターボチャージャー付1.5L直列4気筒ディーゼルエンジン+8AT
希望小売価格(税込):¥4,570,000-

 

諸元、装備等の詳細は下記商品サイトを確認されたい。
商品サイト URL:https://www.citroen.jp/models/new-berlingo.html

 

デビューフェアは以下キャンペーンサイトへ。
URL:https://web.citroen.jp/new-berlingo/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。