カルソニックカンセイは、5月15日、「人とくるまのテクノロジー展2019横浜(5月22日〜5月24日・パシフィコ横浜)」出展し、イタリアのマニエッティ・マレリS.p.A.と共同で、新統一ブランド「マレリ」関連製品を展示することを発表した。
「マレリ」は、大手自動車部品サプライヤーである2社が、5月10日に発表した世界共通ブランド。
その背景には、2018年10月に、両社親会社のFCA(フィアット・クライスラー・オートモービル・N.V.)が、マニエッティ・マレリS.p.A.をカルソニックカンセイ親会社のCKホールディングスに売却すると発表したことが挙げられる。
つまり、今回のブランド統合は、その流れを受け、今後2社が確実に統合を進め、世界規模で事業展開を行うための第一歩といった意味合いがあるのだ。
また、今回のブランド統合により、「マレリ」は欧州、北米および南米、アジア太平洋地域に約17の工場と研究開発拠点を有するという、強固な事業基盤を持つこととなった。
今回の展示会では、ブースを主に、キャビンイノベーション領域とエネルギーマネジメント領域の2セクションに分けて様々な製品を展示する予定だ。
より具体的には、まずキャビンイノベーション領域では、個々の移動における経験価値を最大化するコンセプトモデルHuman-Max Cabin(下)をはじめとした、キャビンシステム総合インテグレーターとしてのソリューションを出展する予定。
また、エネルギーマネジメント領域では、当ブランドが提案するエネルギーマネジメントについて、その概念と具体的なソリューションを映像と製品展示にて伝える予定だ。