──そのため、中国では現在、EVやPHVに関連する部品の需要も多いということですね。中国以外の国では?
清田 中国の次は、欧州や北米向け車両への搭載を目指します。それらの国々でも中国と同様に、自動車メーカー様に課せられる燃費規制であるCAFE規制等、CO2規制は年々厳しくなってきています。
特に、欧州では、フランスのパリ市が2024年からディーゼル車の市内乗り入れを禁止、2030年までにガソリン車も規制する目標を発表しています。
今後、そういった規制を導入する都市が増えると、EVか電気モータでも走行できるPHV以外は、欧州の多くの都市で乗り入れができなくなることも十分ありえます。その意味で、今後、欧米向け車両に「eAxle」が採用される可能性は高いと言えるでしょう。
──日本の自動車メーカーへは?
清田 我々、日本のボッシュが担当するのは、主に日本の自動車メーカー様ですので、今まさに数多くの国内メーカー様とお話をさせて頂いている最中です。
日本の自動車メーカー様については、国内向けだけでなく、中国向けや欧米向け等の海外仕様の車両についても、我々が担当しています。