──軽さもメリットだと聞きます。
清田 2019年から量産を開始するのは、まず最高出力が150kW(約203ps)タイプですが、そのタイプで重量は約90kg。モータやインバータ、ギアボックスを別々に搭載する場合に必要なハーネス等の部品が不要になる分、軽くできるのです。
また、搭載位置により、
クルマの前輪箇所に搭載すればFF車のEV(イラスト左)
クルマの後輪箇所に搭載すればPHV(イラスト右)
というような使い方ができます。
他にも、クルマの前後輪2カ所に搭載すれば4WDのEVにも使える等、ワンパッケージで様々なソリューションに活用できるのも特徴です。
ワンパッケージのメリットとしては、他にも、パワートレインとしてのチューニングが終わった状態で自動車メーカー様へ納品できることです。
通常は①モータまたはエンジン、②インバータ、③ギアボックスなど、パワートレインを構成する各コンポーネントをマッチングするチューニングが必要となりますが、「eAxle」ではボッシュでそれらのチューニングを行うため、自動車メーカー様の開発期間を非常に短くすることができるのです。