ボッシュの北米法人が開発した同社製CDRは、現在、法規で車両へEDR装着を義務付けている北米を中心とし、18メーカー、52ブランドが採用する実績を誇る。
GMやフォードなどの現地メーカーもちろん、日本ブランドでも、トヨタやニッサン、アキュラ(ホンダの高級車ブランド)など北米販売車を扱う企業が導入。欧州ブランドでもフォルクスワーゲンやボルボなどが採用するなど、世界の主要メーカーが同社製CDRを採用しており、北米では約90%という圧倒的シェアを誇っている。
また、北米以外でも、自動車販売台数が世界一の中国が、2021年から車両へのEDR装着義務付けをすることが決まっており、同社製品がさらなる注目を浴びている。
同社担当者によると、主に中国市場への対応を迫られている企業各社から、「多くの問い合わせ」が寄せられていることもあり、新型のCDR900は当展示会の終了後に、正式な国内導入が決定しているという。
加えて、同社では、来たるべく自動運転の普及を見据えて、北米や欧州で自動運転車両へのEDR義務化を検討していることに着目。
日本でも、2018年3月に日本政府が開催した未来投資会議で、自動運転普及を見据え2020年をめどに記録装置搭載の義務化を含む制度整備のための大綱がまとめらていることから、当製品のさらなる需要拡大を見込んでいる。