アウディジャパン11月28日は、クーペスタイルのフルサイズSUV「Audi Q8」シリーズに、初となるRSモデル「Audi RS Q8」を設定し、来年2月以降(予定)、全国のアウディ正規ディーラー(124店舗/現時点)を通じて発売する。車両本体価格(税込)は1,869万円。
Q8は、大型SUV市場において、よりスポーティでラグジュアリーなモデルを志向するユーザーに向け、2019年に導入されたクーペスタイルのSUVモデル。アウディQモデルのデザインモチーフである八角形のシングルフレームグリルや、アウディの代名詞であるクワトロ(quattro)四輪駆動を象徴するブリスターフェンダー等が、そのスタイリングの特長となっている。
そのQ8に今回、ハイパフォーマンスモデルを手掛けるアウディスポーツ(Audi Sport)社が開発する「RS」が初設定された。
RS Q8のエクステリアは、ハイグロスブラックのラジエーターグリルやルーフエッジスポイラー、リヤスカート、楕円テールパイプ等の数々のRS専用パーツに加え、大径23インチアルミホイールが採用され、より精悍な印象に。インテリアは、アルカンターラ/レザーのスポーツシートやオプションのレザーシートパッケージ、専用モードを備えたアウディバーチャルコックピット等で、さらにスポーティな雰囲気が演出されている。
また、最高出力441kW(600ps)、最大トルク800Nmを2050rpmから4500rpmまでの広い回転域で発生する4ℓ V8ツインターボエンジンに、8速ティプトロニックトランスミッションが組み合わされたパワーユニットには、48Vマイルドハイブリッドシステムやシリンダーオンデマンド(cod)を採用。一層の効率化が図られた。
足回りには、セルフロッキングディファレンシャルを搭載クワトロフルタイム四輪駆動に、よりスポーティなチューニングを施したRSアダプティブエアサスペンションを標準採用。さらに、状況に応じて最大5度後輪を前輪と逆位相または同位相に操舵することで、低速走行時に取り回し性能を、高速走行時にステアリングレスポンスを高める4輪操舵システム(AWS:オールホイールステアリング)、RSモードを持つドライブセレクトを標準装備。
また、最新のデジタル技術やセーフティ技術として、10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイを採用したMMIタッチレスポンスからなるインフォテイメントシステムを採用した他、オーディオにはBang & Olufsen 3Dサウンドシステムを標準装備し、またアダプティブクルーズコントロールやアダプティブドライブアシスト/エマージェンシーアシストやアウディプレセンスリヤ、アウディサイドアシストなど、数々の先進運転支援システムを備えている。
[車両本体価格]
<モデル、エンジン、トランスミッション、駆動方式、ステアリング、車両本体価格(税込)>
– Audi RS Q8、4.0ℓ V8 直噴 ツインターボチャージャー(600PS/800Nm)、8速ティプトロニック、quattro、右/左、18,690,000円