ホンダは12月11日、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を使用したビジネス用電動三輪スクーターの市販予定車として「GYRO e:(ジャイロ イー)」、「GYRO CANOPY e:(ジャイロ キャノピー イー)」を発表した。
これにより、今年4月から法人向けに販売しているビジネス用電動二輪車の「BENLY e:(ベンリィ イー)シリーズ」と合わせ、モバイルパワーパックを動力用電源に使用した、法人向けのビジネス用電動二輪車、三輪スクーターを「Honda e: ビジネスバイク」シリーズとして展開する。
GYRO e:は、昨年の「第46回 東京モーターショー2019」で発表された、来春市販予定の大型・低床のリアデッキを採用した電動三輪スクーター。またGYRO CANOPY e:は、1990年の発売から30周年を迎えた現在も宅配等用途で活躍する原付三輪スクーター「ジャイロキャノピー」のコンセプトを継承した電動三輪スクーターで、こちらについては来夏の市販が予定されている。
Honda e: ビジネスバイクシリーズは、充電済みのモバイルパワーパックに交換することで、充電を待たずに走行できるほか、バッテリーの共用も可能。ホンダは、従来のガソリン車のモデルにHonda e: ビジネスバイクを加え、選択肢を広げることで、日々の業務をサポートしていくとしている。