デンホルム氏は、テスラの取締役会で2014年から独立取締役を務めていた。オーストラリアとシリコンバレーに於ける同氏は、先のテルストラを筆頭に通信ネットワーク企業のジュニパーネットワークス(Juniper Networks)、サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)などのテクノロジー系企業での実績と知見を持ち合わせている。
特にジュニパー時代では、チーフ・ファイナンシャル・アンド・オペレーションオフィサーとしての9年間の在任期間中に企業収益の大幅な拡大に貢献。同社の企業変革を率いる等でITC業界で広く評価されている。
また自動車業界に関わる経歴については、過去にトヨタの豪州法人に於ける財務管理の知見も持っているとテスラからのリリースには記載されている。
今回の会長就任にあたりデンホルム氏は「私はテスラに於ける事業の将来性を踏まえ、同社を舵取りする役割に意欲を持って取り組みたい。またテスラに持続的な収益をもたらし、長期的な株主価値を提供していく」と話している。
一方、マスクCEOは「デンホルム氏は、テクノロジー産業と自動車産業の両方で豊富な経験を持ち、過去4年間に亘って我が社の取締役会のメンバーとして多大な貢献を果たしてくれました。今後も事業運営に際し、さらに緊密に協力していくことを楽しみにしています」と結んでいる。( MOTOR CARSから転載 )
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