米・テスラ社(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:イーロン・マスク)の取締役会は米国時間の11月7日、同社の新会長にロビン・デンホルム(Robyn Denholm)氏を任命したと発表した。(坂上 賢治)
なお発表と同時に就任も公表された。これによりイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は即日、会長職を退いた。これは先にイーロン・マスク氏が株式非公開化をツイッターなどのSNSで公開したことを巡り、米証券取引委員会(SEC)から提訴され、同件の和解に基づく措置。
デンホルム氏はテスラからのリリース公表時点では、2014年からオーストラリア最大の通信会社テルストラ(Telstra)で財務の専門家としてのCFOと企業戦略策定の責任者を務めているが、6ヶ月の通知期間を終えた後テルストラの役職を完全に退き、以降はフルタイムでテスラ会長に任を担うことになる。
これを踏まえてデンホルム氏が、テルストラからテスラへの職務移行を速やかに済ませられるようデンホルム氏が求めるテスラの経営情報を、テスラCEOのマスク氏が提供し全面的なバックアップを行う。
Quote: Telstra Wholesale
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