三菱自動車工業は1月9日、自社のクロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEVモデル(以下、アウトランダーPHEV)のカナダ市場での2024年販売台数が前年比44%増の1万4290台となり、PHEVカテゴリーで2年連続第1位(*1)を獲得したことを発表した。
三菱自動車のカナダに於ける2024年の累計販売台数は、この「アウトランダーPHEV」の好調な販売により、過去最高となる3万8921台を記録。同国で過去最高の販売台数となった昨年よりもさらに9%増加した。
カナダには電動車(EV)に高い関心を持つユーザーも多く、また降雪を伴う厳しい冬の中でも安心して走行できる4WD車が広く支持を得ていることから、ツインモーター4WDと四輪制御技術「S-AWC」からなる安全・安心・快適な走行性能や、ドライブモードから得られる操縦安定性で「アウトランダーPHEV」が高く評価されていると云う。
<2024年カナダ販売実績>
・アウトランダー(PHEVモデル):14,290台
・アウトランダー(ガソリンモデル):9,005台
・エクリプス クロス(ガソリンモデル):5,292台
・RVR:7,402台
・ミラージュ:2,932台
【合計】38,921台
*1:Desrosiers Automotive Consultants Alternative Propulsion Report for December, 2024。
「アウトランダーPHEV」は、〝日常ではEV、遠出はハイブリッド〟というコンセプトの下、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術の粋を集めて開発されたフラッグシップモデル。電動車ならではの力強く滑らかで静かな走りや、様々な天候や路面でのドライブをどこまでも安心・安全に楽しめる世界初のSUV型のPHEVとして、2013年1月の日本での発売以降、これまでに60カ国以上で販売。累計販売台数は、昨年末時点で約39万台(三菱自動車調べ)を数える。
また、昨年10月には日本で大幅改良モデルも発売され、今春以降は、欧州をはじめ、豪州とニュージーランド、北米などへの順次投入も予定されていると云う。
三菱自動車は、今後もプラグインハイブリッドEVをはじめとする電動化技術の活用を通じ、気候変動・エネルギー問題の解決や、カーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。