三菱自動車工業は、12月に発売を予定している クロスオーバーSUVの新型「エクリプス クロス」の予約注文を、10月15日(木)から全国の系列販売会社で受付ける。
新型では、デザインを一新するとともに、新たにプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを追加。メーカー希望小売価格(消費税込)は、PHEVモデルが約385万円~約450万円、ガソリンモデルが約255万円~約335万円。PHEVモデルを予約注文した人への特典として、4種類の「選べるオプションプレゼント」を用意した。
エクリプス クロスは、2017年にグローバル発売された、クーペフォルムとSUVの機動力を融合したクロスオーバーSUV。
新モデルでは、フロントとリヤのデザインを一新したほか、荷室容量を拡大してSUVとしての使い勝手を向上。また、PHEVカテゴリーにおいて世界最多販売台数(*1)の「アウトランダーPHEV」から引き継いだ、ツインモーター4WD方式のPHEVモデルを新たに設定し、モータードライブならではの加速や車両運動統合制御システムS-AWC(*2)がもたらす操縦性などで走りの魅力を高めた。
*1:2013年1月~2020年3月累計販売台数。三菱自動車調べ。
*2:Super-All Wheel Control三菱自動車。
新型エクリプス クロスについて、電動化技術担当のチーフ・テクノロジー・エンジニア(以下CTEと記載)の百瀬信夫氏は、以下のように話している。
「PHEVは日常のほとんどをEVとして、遠出する時はハイブリッドとして利用できますので、充電の心配をすることなく、モータードライブを心ゆくまで安心して楽しんでいただけます。また、アウトドアレジャーでは便利な、非常時では頼もしい電力源となります。私たちは環境性能を追求するだけでなく、お客様に安心・安全を提供するため、ツインモーター4WD方式のPHEVシステムを採用しました」。
また、四輪制御技術担当のCTEの澤瀬薫氏は、以下のように話している。
「ツインモーター4WDは、『走る』『曲がる』『止まる』を連続的に捉えて瞬時に制御する車両運動統合制御システムS-AWCを採用しており、意のままの操縦性と卓越した安定性を高次元で実現しています。電動車はきめ細かく、素早く、自由自在な制御が可能であり、誰もが安心して楽しめる、私たちの考える理想的な走りを追求しました」。
[商品特長]
<デザイン>
SUVの力強いパフォーマンス、人とクルマを守る安心感を表現するフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させ、各種ランプレイアウトを変更。また、バンパー下部にアンダーガード風ガーニッシュを採用し、より精悍でスポーティな表情とした。
リヤデザインでは、ダブルガラスをシングルガラスに変更し、良好な後方視界を確保。三方向に延びる立体的なリヤランプを高い位置に配置することで、被視認性の良さと、一目で「エクリプス クロス」と分かる独自性を持たせた。
また分厚いボディパネルやバンパー、背面装着式スペアタイヤからインスパイアした六角形のモチーフなどでSUVとしての機動性とスタビリティの高さを表現した。
インテリアは、ブラックを基調色とし、エンボス加工のスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートを上級グレードに採用したほか、メーカーオプションの本革シートには従来のブラックに加えてライトグレーを新設定。ドアトリムも同色でコーディネートした。
<PHEVモデルの設定>
前後1基ずつの高出力モーター、大容量の駆動用バッテリー、2.4L MIVECエンジンなどで構成する「アウトランダーPHEV」で実績のあるツインモーター4WD方式のPHEVシステムを最適化させて搭載。走行を、駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する「EV走行モード」、エンジンで発電した電力でモーター駆動する「シリーズ走行モード」、エンジンで発生した動力で走行し、モーターがアシストする「パラレル走行モード」の3つから、状況に応じて自動で切り替える。
また、AC100V電源(最大1500W)からの電力供給が可能。V2H(*3)機器の接続で、家庭用蓄電池として、満タン・満充電の状態から一般家庭の最大約10日分(*4)に相当する電力を供給することができる。
*3:Vehicle to Home。
*4:供給可能電力量は三菱自動車試算による(一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh/日として算出)。
<四輪制御技術>
PHEVモデルには、伝達ロスがなく自由自在に前後駆動力配分を行えるツインモーター4WDをベースとした「S-AWC」を採用すると共に、大容量の駆動用バッテリーを床下中央に配置することで前後重量バランスの最適化と低重心化を実現。
またガソリンモデルには、前後輪へ最適なトルク配分を行う電子制御4WDをベースに、前輪左右の制動力を調整して旋回性を高める「AYC」と制動力を制御するABS&ASCを協調させる「S-AWC」を採用。
両モデル共、高剛性ボディと前後サスペンション最適化により、S-AWCの効果をいっそう引き出した。
[PHEVモデル予約注文特典]
発売日までの予約注文期間にPHEVモデルを注文した人への特典として、「ガーニッシュパッケージ」「前後ドライブレコーダーパッケージ」「アウトドアパッケージ」「充電設備機器設置支援」の4種類の「選べるオプションプレゼント」を用意。また残価設定型クレジット「スーパーマイカープラン」を、実質年率1.9%で実施する。
■(三菱自動車)新型「エクリプス クロス」スペシャルサイト:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/eclipse-cross/special/index.html