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2023年7月31日【イベント】

三菱自動車、新型コンパクトSUVの外観デザイン公表

NEXT MOBILITY編集部

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三菱自動車工業は7月31日、第30回インドネシア国際オートショー (会期:8月10日~20日、会場:インドネシア)(*1)に於いて、新型コンパクトSUVを世界初披露することを発表。それに先立ち、その外観デザインを初公開した。

 

同車は、ミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県/*2)で生産され、11月に発売される予定だと云う。

三菱自動車・ロゴ

三菱自動車は、同モーターショーで、この新型コンパクトSUVと共に軽バッテリー式電気自動車(BEV)の「eKクロス EV」を海外初披露するほか、インドネシアで生産する予定のワンボックスタイプの軽商用BEVである「ミニキャブ・ミーブ」を参考出品し、同国で販売するクロスオーバーMPVの「エクスパンダー」や「エクスパンダー クロス」、ミッドサイズSUVの「パジェロスポーツ」を出品。

 

また、同車ブースに、今回の新型コンパクトSUVで初搭載となるヤマハと共同開発したオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」の試聴ができる専用のコーナーを設置。視聴コーナーでは、新型コンパクトSUVの車内で、その特長である、輪郭のはっきりとした中高音や躍動感のある低音を実際に聴くことができると云う。

 

 

三菱自動車デザイン本部長 渡辺誠二氏は、インドネシアのモーターショーで初披露される新型コンパクトSUVについて、以下のように述べている。

 

「今回の新型車は、近年ニーズが高まっているコンパクトSUV市場に向けて、デザインをいっそう進化させました。三菱自動車らしい堅牢性や力強さに加え、これまで以上にスタイリッシュで、エネルギーに満ち溢れ、個性を際立たせたデザインを追求しています。まもなく開幕するインドネシア国際オートショーの会場で、このクルマを通して、より多くのお客様に三菱車の魅力を知っていただき、共感していただけることを期待しています」。

 

 

[出展車両概要]

 

1.新型コンパクトSUV(デザイン概要)[世界初披露]

 

■デザインコンセプト

 

「Silky & Solid(シルキー&ソリッド)」をコンセプトに、優雅さと堅牢性を融合させたスタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインとし、アセアンの都会からアウトドアシーンまで圧倒的な存在感を発揮するスタイリングを実現。

 

ボディ上部では、フロントのスリーダイヤからサイド、リヤへと流れるように繋がるスリークなサーフェイスとフローティングルーフにより、シルクのように滑らかな軽やかさを表現。ボディ下部は、クラストップレベルとなる222mm(*3)の最低地上高や18インチのホイールと大径タイヤによって悪路走破性を確保しながら、アスリートの敏捷性を表現する筋肉質なフェンダーフレアとすることで、SUVらしいソリッドで力強いプロポーションとした。

 

■フロントデザイン

 

コンセプトに合わせて「ダイナミックシールド」を進化。パワートレインのパフォーマンスを象徴するフロントグリルを、左右バンパーでプロテクトする造形を立体的に一体化させることで、奥行き感のあるスポーティなフロントフェイスに仕上げた。また、LEDデイタイムランニングランプは、L字型とスリット状の造形を組み合わせてT字型に発光させ、遠くからでも一目で三菱車と分かるアイコニックなデザインとすると共に、ワイド感のあるスタンスを強調した。

 

■サイド/リヤデザイン

 

彫刻的な前後フェンダーフレアやキャラクターラインによって、張りのある立体的な面構成にメリハリをつけ、SUVの逞しさや躍動感を表現。リヤに於いてもフロントと同様にT字型のLEDテールランプを採用し、ワイドで安定感のあるデザインを実現した。

 

<基本諸元>(出品車)
– 全長×全幅×全高:4,390mm x 1,810mm x 1,660mm
– 最低地上高:222mm(*3)
– エンジン:1.5L
– トランスミッション:CVT
– 駆動方式:FF(2WD)

 

2.eKクロス EV[海外初披露]

 

軽ハイトワゴンの「eKクロス」に設定されたBEVモデル。広々とした室内空間に、使い勝手の良さ、EVならではの滑らかで力強い走り、静粛性と良好な乗り心地を実現。先進の運転支援機能とコネクティッド技術も装備。

 

3.出展車両一覧

 

<車名、台数(プレスデー/一般公開日)、備考>
– 新型コンパクトSUV、6台/4台、世界初披露
– eKクロス EV、1台/1台、海外初披露(参考出品)
– ミニキャブ・ミーブ、1台/1台、参考出品
– エクスパンダー、1台/4台、─
– エクスパンダー クロス、2台/3台、─
– パジェロスポーツ、3台/3台、中南米他:モンテロスポーツ

合計:14台/16台

 

 

*1:正式名称は「The 30th GAIKINDO Indonesia International Auto Show」。8月10日(木)はプレスデー、11日(金)~20日(日)は一般公開日として開催。三菱自動車のプレスカンファレンスは、現地時間8月10日(木)13:30よりホール10の三菱自動車ブースで行われる。
*2:出資比率は三菱自動車51.0%、三菱商事40.0%、Krama Yudha 9.0%
*3:18インチタイヤ装着車。アンダーカバーを含まない数値。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。