三菱自動車工業は12月9日、タイの工場に於ける累計輸出台数が500万台を達成した事を発表した。
現地生産・販売会社のミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は、現在、チョンブリー県レムチャバンに3つの生産工場と1つのエンジン工場を有しており、日本国外の生産拠点としては最大規模となっている。
三菱自動車は1961年、タイで販売会社を設立し、1964年に生産事業を始め、1988年に自動車メーカーとして初めて同国からの輸出を開始。現在、MMThからの車両の輸出先は世界120カ国以上となった。昨年は同国で生産した34万台(ノックダウンユニット含む)のうち、約90%が輸出向けとなっている。
この累計台数について三菱自動車工業の加藤隆雄社長は、「当社にとってタイは最重要拠点の1つであり、今後もますます重要性が高まっていきます。
輸出台数500万台達成は今後の継続的な成長やタイでの生産台数拡大への通過点と捉えております。今後も当社のビジネスの基盤であるアセアン諸国に於ける活動強化を担う主力地域として引き続きタイに注力していくと同時に、タイでの自動車産業の発展に貢献していきたいと考えております」と結んでいる。