三菱自動車は、グローバルコンパクトカーのハッチバック「ミラージュ(*1)」、セダン「アトラージュ(*2)」のデザインを一新し、11月18日(月)にタイでの販売を開始した。
なお両モデルは、その他地域においても、順次販売される予定。また、11月28日(木)にタイで開催される「Motor Expo 2019」に出品される。
「ミラージュ」と「アトラージュ」は昨年度、グローバルで合計約14万台を販売した三菱自動車の世界戦略車。
現行「ミラージュ」は、1.2Lエンジンを搭載した5ドア5人乗りのコンパクトハッチバックで、タイ、欧州、米国をはじめ、世界の約90ヶ国以上で販売。一方の現行「アトラージュ」は、1.2Lエンジンを搭載する4ドア5人乗りのコンパクトセダンで、タイ、米国を中心に、これまで約60ヶ国で販売され、グローバルでの累計販売台数は、それぞれ約65万台、約28万台(2019年9月末時点)。
両モデルは、タイにおける生産・販売会社のミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産されている。
今回のデザイン変更では、両モデルともに、洗練されたコンパクトカーとして、シャープでダイナミックなエクステリアデザインと上質感のあるインテリアデザインを目指した。
*1:一部地域ではスペーススターとして販売。
*2:一部地域ではミラージュG4として販売。
[商品概要(タイ仕様/*3)]
<エクステリア>
三菱車のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。左右から中央に向かって包み込むバンパーのプロテクト形状とフロントグリル部を水平・垂直基調のスクエアなラインで構成し、力強さとシャープさを高めた。
またヘッドライトは、フロントグリルと連続感のある左右へと広がるデザインとし、フォグランプをバンパーサイドに配置するなど最適化。ワイドで安定感のあるフロントデザインとした。
リヤデザインは、L字型のシグネチャーとしたLEDコンビネーションランプと、バンパーコーナー部に縦型のリフレクターを配置。スクエアな形状で、車幅いっぱいに広がる水平基調のデザインとし、ワイド感と安定感を表現した。
ボディカラーは「ミラージュ」「アトラージュ」ともにホワイトダイヤモンドを新たに設定。さらに「ミラージュ」にはサンドイエローを追加した。
新デザインの15インチアルミホイールは、「ミラージュ」に2トーンカラーの切削加工タイプを、「アトラージュ」にはシルバー塗装タイプをそれぞれ設定した。
<インテリア>
フロントドアトリムのデザインを見直し、アームレストに肌触りの良い生地巻きを採用。
また、スポーティなイメージのカーボンパターンをあしらったメーター文字盤とパワーウインドウスイッチパネルを採用した。
加えて、最上級類別では特別なシートを設定。「ミラージュ」にはファブリックと合成皮革を組み合わせたコンビネーションシートを採用し、スポーティさを演出。「アトラージュ」には合成皮革、モノトーン仕立てのエレガントなデザインとした。また、いずれもシートサイドにパイピングとステッチを追加することで上質さを演出している。
機能面では、7インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を採用することで、視認性を向上。また、Apple CarPlayに対応している。
*3:国や地域、グレードにより仕様が異なる場合がある。