三菱自動車工業は、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」の販売を、9月5日からフィリピンで開始した。アセアンでの販売は、昨年7月のインドネシアに続いて2ヶ国目。
アウトランダーPHEVは、三菱自動車の電動化技術および四輪制御技術の粋を集めた「ツインモーター4WDシステム」と車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載するフラッグシップモデル。
世界初のSUVプラグインハイブリッド車として、2013年に日本で発売され、これまでに世界60ヶ国以上で、世界最多(*2)となる累計26万台(*3)が販売。欧州のPHEVカテゴリーでは、2015年から5年連続で、販売台数トップ(*4)を獲得している。
今回、三菱自動車は、アウトランダーPHEVのフィリピンでの販売を開始。販売は、ミツビシモーターズ・フィリピンズの傘下ディーラーであるピークモーターズ・フィリピンズ(PMPI)マニラベイ支店から開始し、来年までに国内での販売店舗を順次拡大。また年度内にマニラベイ支店に、海外市場初となる次世代店舗の「電動DRIVE STATION(*1)」機能を追加する。
アウトランダーPHEVのフィリピン発売に際して、三菱自動車Co-COOの矢田部陽一郎氏は、以下のように話している。
「本年7月に発表した新中期経営計画で当社はアセアンを成長ドライバーとして位置付けています。『アウトランダーPHEV』のフィリピンへの投入は、アセアン地域の経済発展に加えて、環境保全にも貢献していきたいという当社の姿勢を示すものです。フィリピンの自動車産業並びに地域経済発展に貢献しながら、電動車への理解・共感を広げる活動にも取り組んでいきます」。
*1:通常の店舗機能(新車販売・アフターサービス等)に加えて、太陽光発電システムとV2H(Vehicle to Homeの略、電動車に蓄えた電気を家に供給する仕組み)機器を備え、太陽光発電による電動車への充電と、電動車から店舗への電力供給が可能。
*2:2013年1月~2020年3月累計販売台数。三菱自動車調べ。
*3:2020年8月末時点。
*4:2015年1月~2019年12月累計販売台数。三菱自動車調べ。