三菱自動車工業のフィリピン共和国の生産・販売会社「ミツビシ・モーターズ・フィリピン(MMPC)」は、傘下のディーラー5社と、次世代店舗「電動DRIVE STATION」の展開に向けた取り組みを進めるための覚書を、1月13日に締結した。
フィリピン国内で、今年中の電動DRIVE STATIONオープンを目指す。
電動DRIVE STATIONは、通常の店舗機能(新車販売・アフターサービス等)に加え、太陽光発電システムとV2H(Vehicle to Home/*)機器を備え、太陽光発電による電動車両への充電と、電動車両から店舗への電力供給ができる次世代店舗。
日本では2016年に東京・世田谷区に第1号店をオープンし、昨年末時点で79店舗にまで拡大している。
三菱自動車は、今年、フィリピン市場へのアウトランダーPHEV投入を計画していることから、電動車両への理解・共感を広げる活動とあわせて、「電動 DRIVE STATION」の展開により、その普及に努めるしている。
三菱自動車の益子修会長は、同日開催されたMMPC傘下ディーラーを集めた会議で、以下のように話している。
「フィリピン共和国は日本と同様に自然災害が多い国であり、この『電動DRIVE STATION』がフィリピン社会のレジリエンス(災害等からの回復力)構築に寄与すると共に、同国地域経済発展に貢献できると信じております」。
*)V2H:電動車に蓄えた電気を家に供給する仕組み。